イメージ出来るものは記憶できるが、イメージ出来なものは記憶できない。

近頃、Amazon Prime Videoで「ゲゲゲの女房」を観ている。オープニング曲は、「いきものがたり」の「ありがとう」という曲だ。どこかで、聞いたことはあっただろうが、まともに聴いたのは初めてだった。

一発目の「ありがとう」の「あ」を聴いた瞬間に、いい曲・いい歌手であることが、瞬時にわかるような歌だ。「なかなかいい歌だなぁ」と思ったので、ドラマで使われている短い歌詞だけでも覚えようかと思った。

ゲゲゲの女房は、全82回ある。1回15分の番組なので、1回ごとすぐに終わる。その度に「ありがとう」がかかる。

通常、3、4回目からは、オープニングがうざったくて、飛ばしてしまうのだが「ありがとう」は、聴いていて心地がいいので、毎回聴いていた。

30回、40回、50回・・・
50回聴いても、歌詞を覚えない。頑張っているのに、覚えられない。そう思って、頑張らずに聴いてみても覚えない。

何故なのか、考えてみた。よくよく聴いてみる。

眩しい朝に、苦笑いしてさ、あなたが窓を開ける
舞い込んだ未来が、始まりを教えて、今、輝いているんだ

ありがとうって伝えたくて、あなたを見つめるけど

選んだその道を、確かめていくように、ほら、ゆっくりと歩いて行こう

実際の歌詞とは違って、部分部分を繋いでいるのだけど、意味は繋がっているから、そこらへんは違和感はない。ただ、気が付いた。

このシュチュエーションを、イメージできない。
朝、苦笑いして窓を開ける?なぜ、苦笑いしてるんだ?
舞い込んだ未来?朝、窓を開けると「光」や「風」ならわかるが、未来なのか?
あなたを見つけるけど?なぜ「けど」なんだ?
選んだその道を、確かめて・・・?なんで選んだ後に確かめて行くんだろう?
僕の中で、疑問ばかりで、さっぱり情景がイメージできないのである。

結局、今の所70回以上聴いても、まったく覚えられなかった。もちろん、イメージではなく、言葉としては、覚えることはできる。なんせ、70回も聴いたのだし、覚えようと思ったのだから。

しかし、歌ってのは、言葉と一緒で「う〜ん」と唸りながら、思い出すものではなく、スラスラと口から出てくるものだ。自分がイメージできる歌の歌詞は、情景が浮かび、スラスラと歌詞が出てくる。

結局、スラスラと出てくるレベルで脳に入ったのは、「ありがとうって伝えたくて」だけ。ここは、イメージできる。

もしかすると、男女の違いっていうものがあるのか?とも思った。女性なら、この歌詞を聴いて、情景を思い浮かべることができるのだろうか?

アクティブブレイン

10年近く前になるだろうか?
アクティブブレインという講座を受けたことがある。通常、記憶できないようなことを、いとも簡単に、超人のごとく記憶してしまう術だ。

一見、人の能力の違いのように思えるが、実際に、講座を受けてみると、人の違いではなく、やり方の違いであった。

その大元の原理になっているのが、イメージであって、超人的な記憶力を発揮するのが「イメージの連鎖」である。
イメージ同士をつなげていくことによって、ほぼ無限に記憶することができるのだ。これは、子供であれ、年寄りであれ、誰であっても、ほとんど、記憶量に差が出ないのである。むしろ、人生経験が豊富な大人の方が、若者よりも記憶できるのではないかと思ったほどである。

まあ、そんなわけで、イメージできないものは、記憶できないのものだってことがわかった出来事だった。

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