ばあちゃんの妹の葬式が終わった。
繋がりからすると、ばあちゃんの妹って、通常、わざわざ、数百キロ離れたところから行かないレベルだと思うが、ガキの頃から、気にかけてもらっていたし、その息子(叔父さん)とは、25年くらい前は、よく遊んでいたので、結構、仲が良かったんだ。
そんなわけで、千葉から400kmの道のりを、葬式に向かったのだ。
葬式っていうのは、親父の時も思ったが、死者との別れの場であるのに、生者とは、出会いの場であることを、今日も、つくづく感じた。
今回は、叔父さんの子供達に、初対面。
要するに、いとこなのだが、いとこの中で、僕が一番年上で、みんなとはだいぶ離れているので、今回会ったいとこたちも、みんな、20代前半。
いとこよりも、叔父の方が年齢が近いので、なんだか変な感じなのだ。
今朝、宿を出たのが、9時過ぎ。
式は、11時からだというので、暇だったから、早く出て、30分ほどの道のりを歩くつもりだったのだ。
数十メートル歩くと、なんと、前述した叔父が車で通りがかった。
通常、通らない道なのに、郵便局に行ったから通ったらしい。
それにしても、よく後ろ姿だけでわかったものだ。
そんなわけで、30分歩くつもりが、数十歩で、車に乗って式場へ向かったのだ。
これも、きっと、ばあちゃんの妹の計らいなのだろうな。
人は、肉体を持っている時と、持っていない時では、使える能力が、きっと違ってくるのだろう。
この世にいる時は、肉体を使って、なんだかんだやるけど、肉体を抜けると、この世の人間からしたら、超能力のようなものを使えるんだろうなぁ。
生と死っていうのは、不思議なものだなぁ。
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