『水』と『道』やった

しばらく前、倉庫の裏側に、どうも湿気が溜まるってことで、溝を掘った。
溝を掘ってから、そこに溜まる水の状態や水の流れを確認したところ、粘土土の水の浸透性がほぼゼロであることがわかった。
穴を掘って、水が入ると、速攻、池の出来上がりというわけである。
ある意味すごい。

そんなわけで、低い場所に流れるように、勾配をつけて水を誘導するための溝を掘り、ひとまず完成!
今回は、その溝に、砕石を投入した。

砕石屋さんへ行く

土建屋さんというのは、昔からパッと見怖い人たちが多いように思える。
映画の中なんかだと、ヤクザ屋さんが営んでいるケースも多い。
砕石屋さんというのも、同じような業種である。
こうした、プロ専用の場所へ行くのは、とっても緊張するのである。

さて、近頃は、コロナショックの影響で、砕石屋さんも仕事が少ないらしく、到着すると、パワーシャベルは、動いておらず、お客さんもいないようだった。
入っていくと、受付のおっちゃんが水撒きをしていた。

「あの〜、砕石の配達お願いしたいんですけどぉ」

というと、どうやら、僕のことを覚えてくれていたようで、

「大南やったなぁ?」*大南とは住所のこと
「そうです、そうです」

よかったぁ。

すると、今度は、いつも配達してくれているおっちゃんが来た。

「あっ、こんにちは、ご無沙汰してます」
「おおっ、元気でやっとるけ?」
「ええ、何とか」

そんな調子で、二人とも覚えてくれていたので、一安心。
帰り際、パワーシャベルを運転しているおっちゃんが、

「Youtube見とるで」

と、声をかけてくれた。
ありがたい。

砕石到着!

今回頼んだのは【40−20】という種類。
40mmから20mmの大きさの砕石ってことだ。
これは、砕石の中では、かなり大きめのもの。

排水をするのに、隙間が多い方が水が流れやすいので、この砕石を頼んだ。
こいつを、溝の近辺に下ろしてもらい、クボちゃん(ユンボ)で広げていく。

頼んだ量は『1立米』(1立方メートル)
これが最低単位なのである。
重さにすると、約2トンある。

ホームセンターで売っている砕石に換算すると、1袋20kgであるから、100袋分だ。
こう書くと、とんでもない量であることがわかる。

当然ながら、溝に入りきらずに、そこら辺に敷いておくことになったのだが、地面が、何センチか高くなったのが、よくわかるほどだ。
しかし、こうして砕石をたっぷりと敷いておけば、地面がジメッと湿気る事がなくて快適なのである。

道路にも砕石を敷いたゾ

うちの敷地に入ってしばらくすると、アスファルトから砂利道になる部分がある。
ほんの50m程度砂利道で、その後、またアスファルトになる。

何で、こんな風になっているのだろう?
と、思ったのだが、たぶん、この道が『私道』であることに気がついてもらうためではないだろうか?などと勘繰っているのだが、本当のことは不明である。

で、この部分。
来た当初は、土がかぶっていて、雨が降ると泥でぐちゃぐちゃになってしまっていた。
しかし、土を削ってみると、砕石を敷いたあとが出てきたので、土を削って、なるべく砂利道化したのだが、それでも、やっぱり土の部分が残っており、気になっていたのだ。

砕石屋さんに行って、排水用の砕石を頼んだついでに、砂利道用の砕石も頼んだ。
こうした道路に敷く砕石は【アンダー】という名前らしく、僕が「20−0が欲しいんですけど」と聞いた時は、「20−5はあるけど、20-0は無いな」と言われてしまったのだ。
なので、「アンダー下さい」と言わなければならなかったのである。
ちなみに【アンダー】は、砕石の大きさからいうと【20−0】なのだが・・・

沢からの取水口も改良したゾ

さて、排水と道路の砕石敷きが終わり、次にやったのが、上水の方の水。
最近は、沢から取水するのに、ホースの先に小さめに網を付けて取水していたのだが、やはり、浄水槽には泥が入るし、すぐに、眼詰まりするので面倒に感じていた。

そこで、今回導入したのが、透水シートなるものだ。
簡単に言えば、分厚い不織布なのであるが、これ、排水用の砕石の隙間に泥が入らないように、溝の中に埋め込むものなのだが、今回、排水用の砕石が多すぎたため、結局、シートを埋め込むのに手間がかかったのでやめてしまった。

その代わり、取水時に泥が入らないようにするために使うことにしたわけである。

取水場所に、穴を掘り、そこに取水用の穴の開いたバケツを埋め込む。
その周りを、透水シートで包んで、バケツの中に、取水ホースを仕込むのである。

予定では、これで、簡単には眼詰まりせず、泥も入らずに取水できる予定なのではあるが、さて、どうなるかなぁ?

セメントで、道路の穴埋めもやったゾ

最後は、道路に開いた穴の補修。
一般的には、道の脇に溝を掘り、U字溝というものを埋めて、そこを水が流れるようにするのがいいのだが、なかなか、山道にそんな大そうな工事をしているところはなく、雨水は、道の上を悠々と流れていく。

雨が少なければ、何ともないのだが、豪雨になると、流れる水のPowerは、凄まじくなる。
その勢いで、アスファルトを削り取ってしまうのだ。

アスファルトに、少しほころびが生まれると、そこに水が、どんどん進入して、アスファルトは、どんどん剥がされていってしまう。
で、結果、大きな穴ぼこが開いてしまうというわけである。

そんな穴ぼこに、セメントを埋めて補修する。
うちから、約2kmある町道も、元々は、穴あきのオンパレード状態だった。
とにかく、穴穴穴穴、穴だらけであった。

僕自身が、補修できる部分は、自分で勝手に補修してきているので、穴ぼこ補修は、慣れたものである。

とは言え、セメント作りは適当である。
何となく、砂とセメントの粉を混ぜ、砕石を投入して、水をジャバジャバ入れて出来上がり!

そいつを、穴に投入して完成なのであるが、意外と、適当にやっても、上手く出来ているようなので、良しとしている。

今回も、適当にセメントをこね、余っている砕石を投入して穴ぼこを埋めて完成である。
きっと、大丈夫!

  • B!