温かくなってきたので、米のとぎ汁を使って乳酸菌群の培養を始めた。
やり方は簡単、米の一番最初の研ぎ汁を、捨ててしまわずに、炭酸用の空きペットボトルに入れて、砂糖と少々の塩を入れておくだけ。
すると、米のぬかに潜んでいた乳酸菌などが培養されて、乳酸菌群の培養液ができる。
これを作って何をしているかというと、水で薄めて畑に撒いたり、便槽に入れたり、消臭剤代わりにしている。
それが、どう効果があるのか本当のところはわからないが、とりあえずわかっているのは、Phが1-3くらいの強酸性だってことと、ペットボトルがはちきれそうになる程、炭酸のように泡が出て来るということだ。
この炭酸のように出てくる泡。
以前は、はちきれそうになると言っても、本当に「こりゃ、やばくねーか?」と思うほどではなかった。
しかし、今回作っているものは、ウィルキンソンのペットボトルが、マジで破裂しそうになっている。
ほんの少し蓋を緩めると、とんでもない勢いで、中身が噴射するため、容易に蓋を緩められない。
かと言って、緩めてガス抜きしないと、本当に爆発しそうだ。
去年までと何が違うのかというと、
米が違う
のである。
昨年までは、いわゆる普通の米だったが、しばらく前から、自然栽培米にした。
この、自然栽培米に変えたことで、とんでもない発酵力になってしまったようである。
発酵力が強いってことは、コメについている菌が、普通の米と比べて量が多いとか、菌自体の力が強いってことになる。
乳酸菌っていう言葉は、ヨーグルトを筆頭に良く効く言葉で、それだけ、人間にとって重要な菌であることは間違いない。
この乳酸菌群は、実際、どんな植物にもいるらしく、そこらへんの草や野菜、果物などを水に浸けておけば、培養できるものなのだ。
ここにきた当初は、フルーツを使って菌を培養し、パンの酵母として使ってみた。
その時は、ふくらみがあまり良くなかったが、もしかすると、自然栽培のフルーツなら、今回のように、発酵の力が凄まじいかもしれない。
それを思うと、ビワを食べ尽くしたハクビシンが余計に憎らしくなってくるが、それは、ひとまず置いておいて。
ってことで、やはり、農薬や化学肥料が、いかに植物の力を削いでいるかとということがわかった。
実際、化学肥料を使った方が、野菜の成長スピードは速いし、大きくもなる。
農薬を使えば、色や形も綺麗で、いかにも健康そうな野菜が育つ。
しかし、実際の中身は、養分が少なく、そこに住み着く有用菌群も少なく弱いのだ。
これは、人間にも言えることかもしれない。
都会に暮らし、勉強が出来、賢そうに見える子供でも、肉体としては弱く、風邪をひきやすかったり、怪我が治りにくかったりする。
今回のコロナ騒動において、実のところはわからないが、僕の勝手な憶測としては、やはり、強い免疫を持った体と、そうではない弱い体では、ウイルスに接した時の状態が違ったかもしれないと考えた。
必ずしも抗体を持っていなかったとしても、ウイルスが体内に進入した際、強い免疫力があり、排除できている可能性は十分に考えられるし、そうした、人々が多ければ、感染が広がっていきにくいとも考えられる。
実際、陽性で無症状という人たちは、こうした可能性が高いのではないだろうか?
野菜と同じように、表面上は、大きく、綺麗で、色艶も良く育っていても、それは、化学肥料や農薬がもたらした、いわば、まやかしの体。
人も、そんな野菜や肉を食べ、表面的には、健康そうに生きている人々も、まるでロボットのように化学の力で作られた物質で構成されているのではないだろうか?
ってことで、
人も自然物
なのだから、もっと、自然のものを摂り、自然の中で生き、自然と触れ合うと良い、ということが大切だということは誰もが承知していることである。
何でもかんでも、除菌・抗菌・殺菌などと言ってやっているが、そんなことをやってばかりいたら、どんどん、人は弱くなる。
かたや菌やウイルスなどは、どんどん耐性を強化して、変異して強くなっていく。
コロナ第2波は、消毒液などの耐性を持ち、変異して強力になったウイルスが猛威を振るう可能性は考えられる。
せっかく、開発している抗体も役に立たず、薬は一時的に効果があっても、耐性を持ち効力がないかもしれない。
あー、人類滅亡かなぁ。
でも、僕は、山で生き延びちゃうなぁ。
P.S
写真に写っている、ペットボトルの下に沈んでいるものは、砂糖の代わりの糖蜜です。