バランスを安定させる立ち方:基礎基本編

姿勢が整ったら、今度はそれを安定させたいものです。

高層ビルに、いくら耐震構造を用いても土台がしっかりとしていなければ倒れてしまいますよね。

 

そこで、足下に注目!

 

安定させるというと、よく「足を肩幅に開く」と考えがちですが、そうすると・・・うん、確かに安定する感じがあります。

しかし、それは横方向だけです。 

後ろはというと・・・まったく弱い。転んでしまいます。 

そこで、足を前後にずらしてみます。 

そうすると、おっ!前後もちゃんと安定します。左右も弱くはありません。

 しかし、今度は、斜め後ろが弱くなってしまいました。 

どうも、2本の足では難しそうですね。

 同じ、2本足の動物に「鳥」がいますが、鳥の場合は、足の後側に1本指が付いています。

これで、安定感を出しているんですね。 

ちなみに鳥の中でも、ペンギンには後ろ指がありません。

なので、ペンギンは、良くひっくりかえってますね。
 

さて、人間はどうやって安定感を保っているのでしょう?

 まず、1つは強靱な筋肉です。 

動物の中で、こんなに足の比率が多い動物は珍しく、同時に、筋肉も相当発達しています。

この筋肉を用いて安定させるのは1つの方法ですが、もう1つ安定させる方法があります。 

れは、足が前方に向くだけでなく、
左右180度程度に曲がるというものです。 

そんなの当たり前じゃん!と、思うかもしれませんが、意外と他の動物は動きません。

まして180度なんて、猿でもそんなに動かないんです。 

そこで、足の形状をよく見ると「土踏まず」という部分があります。

ここは、へっこんでます。 

そして「かかと」こちらは少し出っ張ってます。 

足の方向を90度にして、凹凸を合体させると・・・

「T」になりました。 

そして、自分の体が向く方向に、どちらかの足先をまっすぐ向けて「T立ち」で立ってみてください。

あれれ、どこかで見たような立ち方ですよね。 

そう、俗に言う「モデル立ち」です。

 実は、このモデル立ちが、最も安定する立ち方なんです。 

実際に、体をいろんな方向に傾けてみてください。 

不思議なくらい安定しているでしょう? 

ここでも「機能と美しさが両立」していることが分かります。 

人間ってすごい構造になってますよね。 


via Mark な 人生



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