早くも、薪ストーブに火を入れた

まだ、9月だというのに、早くも薪ストーブに火を入れた。
気温が10度台になり、室温も20度を切ってくると、やはり、少し寒く感じる。

寒さを感じつつも、まだ9月だし・・・
そう思って、少し厚めの上着を羽織って凌いでいたが、ここ数日は、夜中、寝てても少し寒さを感じるほどだった。

そこで、今夜は、本格的に薪ストーブをつける事にした。
とはいえ、本気で火を焚けば、あっという間に、灼熱地獄のように暑くなってしまうので、ちょろりちょろりと火を入れ、暑くなってきたら窓を開けるという具合にしている。

こうして、薪ストーブの暖かさを感じるのは、約半年ぶり。
やはり、薪ストーブの暖かさは心地がいい。

近年、薪ストーブの需要は急速に増え、年間1万台のペースで増加しているらしい。
薪ストーブ、流行りなのか?

実際、住宅地であっても、しっかりと乾いた薪を使えば、煙はほとんど出ない。
夜なら、寒い日に窓を開けている人も少ないだろうし、洗濯物も取り込んでいるだろうから、近所迷惑になることはあまりない。
今後も、一般住宅であっても、薪ストーブを導入する人々は増えて行くのだろう。

薪ストーブの燃料は薪である。
エネルギーの移り変わりから見たら、完全に大昔のエネルギー源だ。
電気、ガス、灯油、石炭・・・・ずっと遡ったところの、木材である。

それを思うと、時代は螺旋階段のように、一段次元が上がって、元のところに戻ってくるということが分かる。
今まで、捨ててきてしまった、古き良きものをもう一度、現代の中に取り込んでいくのだ。

薪ストーブは、その象徴の一つだろう。
流行りのキャンプだって、電気を使うのではなく、火を使う。
これから、日本の木材だって、きっと注目され、住宅はもちろん、大型建築にも、どんどん取り入れられていくだろう。
その兆候は、すでに、隈研吾さん設計の、国立競技場に現れている。

そして、発泡スチロールの断熱材から、土壁が見直されたり、ビニールクロスから、漆喰や杉板張りになっていったりする。
電気自動車だって、新しく感じるが、実は、ガソリンエンジンの前は、電気自動車が主流だったのだから、面白いものである。

僕は、全国放送で「未来の生活をしている」と、豪語したが、コロナショックによって、そのことが、より証明されたと感じている。
現代の文明を否定せず、今まで捨ててきてしまったものの中で、良さそうなものを取り入れていくというスタイルは、これからの主流のライフスタイルになっていくだろうな。

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