以前『ヤギのオペラくん』と言う歌を作って、Youtubeで公開した。
この歌で、紅白狙ってみたんだけどなぁ。いまだにオファーはない。
最近は、ヤギはヤギでも、オペラくんは『デブのオペラくん』になっている。
この一つの原因は、繋いだことで自由に動き回れずに、運動不足になっていることがある。
まあ、もう、これは仕方がないことで、運命だと諦めてもらうしかない。
もう一つは、寒くなってきたことで、脂肪がたんまりとついてきたと言うこと。
昨年は、まだ、小ヤギだったこともあり、それほど、ブクブクと脂肪がつくことはなかったが、運動不足と代謝が落ちたことで、かなりのデブになった。
実は、三つ目の理由もある。
寒くなったと言う理由と被るが、メスヤギのFuu(フー)が来た事によって、Fuuちゃんに、今までのヤギ小屋を取られてしまって、OPERAは、外寝になっていた事があげられる。
本来、寒い地域に生息するヤギなので、四国程度の冬の寒さは平気だろうと思っていたのだが、なんだか、OPERAくん、寒さに弱いのか、今まで小屋の中でヌクヌクと過ごしてきたからなのか、どうも、寒さに弱い感じが見受けられる。
先週から、OPERAくんの動きが遅く、よく見てみると、鼻水が垂れていた。
「こりゃ、風邪でも引いたかな?」
と、思えるような感じだった。
それでも、Goat Garden(ヤギの庭)から引っ張り出して、草のある場所へ繋いでおけば、元気に草を食べ出すので、いつもと変わらない日々を過ごしていたが、翌日も、翌々日も、OPERAくんの動きは遅く「やっぱり、外寝は寒いかな?」と。
そこで、春になったら、子供も生まれるかもしれないので、今のうちに、ヤギ小屋を増設する事にした。
奥の空きスペースに壁を付けて、屋根も付けた。
これだけあれば、風も防げるし、小ヤギがたくさん生まれても大丈夫である。
ただ、失敗したのが、屋根を透明にすれば、昼間の太陽光で暖かくなっていいだろうと考えたのだが、どうも、暗い方が落ち着くらしく、今までの小屋の方が、OPERAもFuuもいいらしいのである。
そこで、急遽、屋根に被せ物をして、さらに、間仕切りを付けて、空間を狭く仕切った。
やっぱり、狭くて暗いところの方が落ち着くと言うのは、動物ならみんな同じなのだな。
OPERAのデブ化とは関係ないと思うが、OPERAくんが元気のない理由は、寒さ以外にも一つ思い当たる。
それは、Fuuが来た当初、常にFuuのお尻を追いかけていた。
連れてくるメスヤギをFuuにしたのは、Fuuがちょうど発情期を迎えていた事による。
二匹が会った当日、すぐに合体したのだが、それで妊娠したのか、それ以降、FuuはOPERAを相手にしてあげない。
OPERAは、毎日、毎時、ことあるごとに隙を見計っては、Fuuに襲いかかっていたのだが、ことごとく拒否されている。
ヤギの庭に朝行くと、毎日、格闘の痕跡である、ロープがグチャグチャに絡んだ状態で、二匹とも身動きが取れなくなっていたのだ。
それを見かねて、OPERAとFuuのロープが絡まない程度に距離を取った。
昼間、草を食べさせる時でも、OPERAは、隙を見て襲いかかるので、二匹の距離を遠からず、近からずとしている。
そのため、OPERAとFuuが接するときは、大麦を食べている間くらい。
大麦を貪っている間は、さすがのOPERAも、性欲よりも大麦の方が優先のようで、Fuuに襲いかかることはない。
今までのヤギ小屋は、OPERA用に
寒がりのOPERAを屋外に出したままじゃ可哀想だったので、OPERAが寝ている周囲を壁で覆ってやったのだが、やはり、風は吹き付ける。
ってことで、前述したように小屋を増設した。
で、新しい方を、Fuuと小ヤギ用に、古い方をOPERA用にした。
これで、一件落着のはず。
そうしてから、今日で二日目。
OPERAが、少し元気になったような気がする。
やはり、ここに来てからずっと使ってきた慣れた小屋が落ち着くのだろう。
朝、今までは、すごくダルそうにしていたのが、今朝は、シャッキリと立ち上がった。
周囲を柵に囲まれていたとはいえ、やはり、小屋よりも落ち着かなかったのだろうな。
それで、寒いし、警戒も怠らないようにしないといけないしで、寝不足だったのだと伺える。
方やFuuはと言うと、OPERAに小屋を取られたが、元々、小屋の中で生活しておらず、一、二畳ほどの柵の中で暮らしてきたので、外でも全然平気のへっちゃららしく、OPERAのように、隅っこの方へはいかず、周囲に壁も何もないところで、平然と寝ている。
「寒がりOPERAくん」甘やかして育てちゃったかなぁ。