大吉の出た年は、身を引き締める

僕は、おみくじが好きだ。
年の初めはもちろん、神社に行くたびとまでは言わないが、三ヶ月に一回程度おみくじを引く。
おみくじを引く理由は、「大吉」とか「吉」とかの大まかなことよりも、その下に書かれている、細かい文面に注目する。
これらは、時に神と呼ぶような見えない力からのメッセージだと捉えているからである。

そうしたメッセージは、人の話の中や、本の文章の中、目にする掲示物、聞こえてくるアナウンスの中にもあるが、やはり、ダイレクトにわかりやすいのはおみくじなのである。
その中でも、年始に引くおみくじは、一年間をどう過ごしていくべきかが書かれていると、僕は思っている。

今までの経験では、「吉」や「小吉」など、あまりよくない方の結果が出た方が、その年の運勢がよかった。
逆に、「大吉」の年は、結果を見ると、あまり良くない事が多かった。
それから、大吉が好きではなくなったのだが、なぜ、大吉の出た年は運勢が悪いのか?考えてみた。

そして僕なりの結論を得た。
大吉の年は、確かに大吉なのだ。
大きく全体を見て大吉なのではなく、常に、何事に対しても大吉なのである。

大吉の説明をする前に、逆に、常に、何事に対しても「小吉」であった場合から説明する。
何をやっても、大してうまくいかないというのが「小吉」の運勢なのだが、その場合、どうするのかというと、うまくいかないことを嘆いて塞ぎ込むのではなく、うまくいかないから「改善する」のである。
良い方向へ向けて、改善する。
そうすることで、マシになっていく。
ならなければ、なるまでやるのである。

では、大吉はというと、何をやってもうまくいく。
そうなると、改善など必要ないと思ってしまう。
ここに、落とし穴がある。

うまくいっているからといって、その上にあぐらを描いてしまうのだ。
本来なら、うまくいっているからこそ、もっと出来ることを探ったり、違う視点から物事を見るように努めたり、小吉などのように、わかりやすい改善点などは見えないため、余計に気を引き締め、周りを良く見て、良く聞いて、じっくり考えて判断し、改善よりも、新たな視点を持たなければならないのである。

今まで、大吉の年が、結果、あまり良くなかったというのは、こういうことで、うまくいっているバンザーイ!状態だったからである。
しかし、本来の大吉は、目の前のことがうまくいくからこそ、先を見据えたり、別の視点を持ったり、新しいことに果敢にチャレンジしていくということが必要なのだ。
そうすることで、本来の本当の大吉という運勢が花開いていくのである。

今年は、大吉が出た。
ということは、目の前にくる出来事は、それなりにうまくことが運んでいくということである。
そのため、そこに固執せず、広い視野を持ち、新しいことに目を向け、チャレンジしていく年であるということだ。

昨年2020年は、念願の「凶」だった。
それまで、凶を引いたことはなかった。
大吉の年が結果良い年で終わらなかったことから、いつか、凶を引いてみたいと思っていた。
そして、とうとう凶が出た。

さて、振り返ってみると、世間ではコロナ騒ぎの一年で、僕としても、会社の業績は地に落ち、提携の大型結婚式場の閉鎖が決まったことで、倒産の危機が迫っていることは確かだ。
しかし、全体を見ると、正直いって、良い年だった。

年の初めから、多くの人たちに、薪割りに来てもらい、たくさんの出会いがあった。
コロナ下では、世界中の人たちが未知のウイルスへの恐怖に怯え、ステイホームを強いられる中、僕は、何も変わらない日々を過ごしていた。

さらに、問題のゴルフ練習場の投光器の光害についても、一見すれば「凶」な出来事なのだが、これらを解決するために、いろいろと動いたことは、僕にとって新しい経験だったし、面白い出来事であったことは確かだ。
この問題は、今年も引き続き継続しているが、僕にとって、人生ゲームの一貫でしかないし、必ず、解決することはわかっているので「眩しいなぁ、嫌だなぁ〜」という思いを抱えながらも、この出来事から生じる、様々なイベントを楽しんでいるのである。

ヤギと犬が山を超えて行ってしまい、警察に保護されたり、役場から連絡があったり、山向こうの射撃場の人たちに迷惑をかけてしまったり、そんな出来事もあった。
しかし、結果、FAN(犬)を繋いでおくことで、今までよりも、距離が近くなったことを感じているし、メスヤギが増えて、ヤギ乳と、ヤギの子供が見られるかもしれないという期待も持てている。
もしも、ヤギを放飼のままにしていたら、以前のCHAR(メスヤギ)のように行方不明になってしまっていた可能性も、考えられるのだ。

結局【災い転じて福となる】である。

今年は大吉、今までよりも、より一層身を引き締めてかからなければならない年になるだろう。
新たな視点を持ち、耳を傾け、満足することのなく先へ進んでいく。
一年後に見るのは、今まで見たことのない新しい世界となる。
この世界全体においても、自分の会社や人生においても。

毎年、近所の高校生が描く、干支の絵が飾られる
昨年の、ネズミは大きすぎて気持ち悪かったが、今年は、迫力満点の牛だ
たまたま、買い物から戻ってきた神主さんに撮ってもらったぞ

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