ガスコンロ替えた

少し前から、ガスコンロの調子が良くなかった。
側面に貼られたシールを見ると、2013年製となっている。
意外にも新しい。

しかし、ガスコンロの中を覗くと、サビだらけになっていて、まともにガスが出ていない感じになってしまっていた。
これは、吹きこぼれなどが原因だろうが、僕が使い始めてからの現象かな?

僕が使っているAmwayの鍋は、蓋の上に蒸気の出る穴がなく、蓋の隙間から、ブーブーと蒸気が出るようになっていて、水はビチャビチャと飛ぶし、吹きこぼれやすい。
今までは、ビルトインのため、吹きこぼれても、レンジトップが濡れるだけで、拭けば終了だったのだが、普通のコンロは、受け皿があるだけで、そこから溢れると、下にビシャビシャとこぼれてしまう。
ビルトインの使用が長かったために、こうした、普通のガスレンジの構造を忘れていた。

どうにも、まともにガスが出ないので、仕方なく買い換えた。
今までのものは、ここにあったものだが、一般家庭用のシンプルなもの。

今度は、どうしようかと考えた。
魚焼きグリルの付いたものにしようか?など。

しかし、一つだけ譲れないものがあった。
それは、温度センサーである。
こいつのおかげで、空焚きができない。
さらに、高火力で調理したいときにも、勝手に、弱火になっていて、ちっとも、まともな高火力調理が出来ない。
焼き芋も、焼き芋器で焼けなかった思い出がある。

しかし、どんなコンロにも、この温度センサーはついている。
きっと、付けないといけないような決まりになっているのだろう。
ただ、いいものを見つけた。

それは、温度センサーはついているけど「高火力モード」がついているコンロがあった。
しかし、思い出してみると、昔のマンションのコンロにも、高火力モードがあったことを思い出した。
高火力モードと言っても、温度センサーが解除されるのではなく、設定温度の限界が上がるだけだった。
それでは、対して役に立たなかったのだった。

そうなると、選択肢は一つしかない。
「業務用」である。

業務用コンロには「家庭用で使用できません」と書かれている。
それは、温度センサーなどの安全装置が付いていないからだと思われる。

今まで使っていた、ここにあったコンロにも、温度センサーはついていなかった。
ただ、高火力で何かをやりたいときには、外で直火でやるので、この場所では、高火力のコンロは用がないということも、考えてみればわかったのだが、でも、まあいい。
いらないセンサーが付けばつくほど、値段も高くなるので、いらないものにお金を払わされるというのは納得がいかない。

ってことで、業務用の中でも、最も火力の弱いモデルを買った。
立ち消え安全装置だけは付いているモデルにしたが、それ以外は、何もついていない。
乾電池で、連続スパークもしないで、一回一回、バチッ!とやるやつである。
ここにあったコンロも、同じだったので、特になんの不便もない。

最近のコンロには、湯沸かしモードや、フライモード、タイマーなど、いろんな機能があるけど、そうしたものを使いたかったら、うちには、28年選手の、超初期型IHがあるので、そっちを使えばいい。
シンプルなコンロを選べば、価格もめちゃめちゃ安いのだ。

コンロだけを買う機会なんてなかなかないので、この機会にいろいろと見てみたが、ビルトインコンロがあまりにも高額でびっくりした。
ピンキリなのだろうが「おっ、これいいじゃん」と思ったものは、なんと35万円だった。
今回僕が買ったコンロは、22,000円である。

いろんな機能は、確かに便利だが、業務用というのは、専門に特化して作られているので、マルチに使うには不得意だが、限られた用途での使用には、とっても便利に作ってある。
今回、買ったコンロは、なんの機能もついていないが、すっごくやり易いと思ったのが「つまみ」だ。

超デカイ

無骨な感じで、ちっともお洒落じゃないけど、逆に、こういうデザインであることが、職人の仕事場っぽくていい。
山に来てから、業務用っていうものを使うことが多くなった。

マルチ機能やデザイン性などはないけど、その代わり、専門に特化した機能は抜群だし、耐久性も高い。
値段的には、安かったり、高かったりいろいろだけど「お値段以上」(コスパ良しってこと)であるものがほとんどである。

最近では、ワークマンが、ブームになっているが、これも業務用から、一般に派生していったもの。
機能最優先で求めるアウトドアウェアにぴったりで、しかも、アウトドアブランドから比べたら激安!
これに、デザイン性を組み合わせたら最強なのは当然だろう。

業務用のいいところは、デザインの違うものを、いくつも揃えずに、単一デザインで、大量生産するところだ。
そうすることで、値段を安くできる。
これは、ユニクロや無印良品などのやり方と似ている。

数十年前までは「人と違うもの」を求めている人が多かったが、今は、人と同じでも良いものを選ぶ傾向にあるのだろう。
そうした傾向と、業務用の在り方がマッチしているのだ。

これからも『業務用』注目だな。

ガスバーナーも業務用
火力がまったく違う!


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