三年半経っても終わりのない水のトラブル。
今回も、また。
とは言っても、仕組みが分かって、しっかりとメンテを行えば、ほとんどのことは解決できることを、少しづつ学んでいるというだけではある。
今回は、またまた、水が出ないトラブル。
原因は、「空気噛み」だと思われる。
はっきりとしたことはつかんではないのだが、先日設置した、外キッチンに付けた水栓に原因があるのかもしれないと思っている。
付けたばかりの時は、必要な部品が揃っていなかったために、水漏れがあったが、今は、必要な部品はすべて取り付けてあり、水漏れもない。
しかし、ほんのりと、もしかして?と思われるのが、水が出る際に空気を含ませている点である。
この空気を取り入れる部分から、空気が逆流していくということは考えられないのだが、なんらかの原因になっているのではないか?
と思ってしまうのは、やはり、中華製だからか?
とはいえ、今回は、もう一つ原因がある。
それは、凍結である。
この冬、凍結するほどの氷点下になる日が何度かあった。
三年前の冬は、そうした知識がまったくなく、水道管が破裂したりしたが、今では学んで対策をしている。
ただ、すべてが万全というわけではなく、水撒きのためのホースに、水が残っていると、プラスチック部分が割れてしまうという現象を見逃し、二つも壊してしまったのだ。
その一つが、ヤギ小屋に置いてあるもので、ヤギの水飲み用に、一秒一滴程度にポタポタと落ちるようにしていた。
水が流れていれば、凍りにくいのだが、それでも、その程度の水の流れではダメだったようで、プラスチック部分が破裂して、水がダダ漏れになっていた。
そのため、貯水タンク内の水が急速に減っていたのだが、それに気がついておらず、水圧が減り、空気が噛み、水が出なくなったというわけである。
貯水タンク内の水が空っぽになると、これがなかなか面倒なのだが、見てみると1/6程度は残っていた。
ただ、問題は、浄化槽から貯水槽に落ちていく水の量が、極端に少なかったことだ。
これは、明らかに、浄化槽が詰まっている。
浄化槽は、僕が来た時には、なんの浄化材(砂とか砂利とかフィルターとか)も入っておらず、ただ水がスルーする仕組みになっていただけだった。
浄化槽を作った当時は、いろいろと入れていたような形跡があったが、きっと、すぐに詰まってしまうためやめたのだろう。
僕が来てから、砂利と砂を投入して浄化するようにしたのだが、それを行ってから、もう三年も経つのだから、詰まっていても当然なのだ。
表面的には、時々、掃除をしてきたが、砂や砂利を掻き出して洗ったことは一度もなかった。
逆に、三年間も保ったのだから優秀だったと思う。
この三年間、水の透明度は高く、濁ったことはなかった。
沢の水は、普段は、もちろんピカピカの真っ透明なのだが、強い雨が降ったりすれば、やはり濁った水が流れてくる。
一番良いのは、雨が降った時には給水せず、落ち着いた透明度の高い時だけ給水できれば一番なのだが、そう簡単にはいかない。
水のセンサーと電磁弁とソーラーパネルと蓄電池を組み合わせれば出来ると思うが、そこまでするなら、浄化槽の掃除でいいかな?と思ってしまう。
さてと、浄化槽の中の砂を掻き出していくと、水は真っ茶色になった。
それだけ、泥が入り込んでいるということだ。
掻き出した砂は、水を流して洗う。
その間、貯水タンクの水は、ほぼ空っぽだったため、沢の水を直接入れて溜めておくことにした。
実際、給水している水の量であれば、5〜6トンあるタンクは、半日かからずに満タンになるほど、水量はある。
しかし、今までの浄化槽からの水量では、満タンにするためには、何日もかかってしまっていたようなのだ。
掃除が終わって、砂を戻した。
一番最下層の砂利の部分には、手をつけなかったが、それが、よかったかダメだったかは分からない。
もしかして、一番下が詰まっていたら、結局、やり直しなのだが、それは、それで、それもまた学びということで良しにする。