去年の年末から、なんとかログガレージを進めることができている。
二年間の硬直状態から、脱したと言っていい。
ポツンと一軒家の取材と、ゴルフ練習場の投光器がLED化され眩しさを増した時期が、2019年の4月という同時期だったことで、僕のLIFE CYCLEは、それまでの軌道から大きく逸れ、スムーズにルーティンをこなすことが出来なくなってしまっていた。
そうしてズレたことで、山暮らしに物足りなさを感じ、ヤギを飼い始め、犬も飼い始め、なんとか動物たちで気を紛らわせていたのだ。
動物と畑に時間を使うことで、生きている実感を得て、ログガレージをほったらかす言い訳を作っていた。
あれから1年半が過ぎ、ログの木にキノコが生えてきてしまっているのを見た時、このままでは本当にまずいと感じた。
テレビで「2年後には、本宅が完成する」と言い切ったが、そんなことは、正直なところどうでもいい。
しかし、自分自身に、いいかげんケジメをつけなければならないと思い、重い腰を上げ再開することが出来た。
ただし、この影には、協力者の存在も大きい。
1年ちょっと前、薪割りイベントと称し、みんなに手伝ってもらって薪割りをたくさんやった。
だが、コロナ騒ぎで、昨年の3月に強制的に終了。
今でも、募集しているが、来る人は少ない。
しかし、毎週のように来てくれる山友がいるおかげで、薪割りだけでなく、僕の住んでいる小屋の横に屋根を作り、屋外用の薪ストーブやキッチンを作ることが出来た。
その勢いで、ログガレージも手伝ってもらっている。
現在は、ロフト部分の床を支える根太を、松の梁に穴を開けて通し、垂木をかけ始めた。
もう少しで、屋根をかけることが出来そうだ。
屋根がかかれば、あとはゆっくりやることが出来るので、一息つける。
それまでは、なんとかして、このサイクルを止めずに行きたい。