相手は自分の鏡

こんにちは、ALIA Markこと永田昌徳です。

「相手は自分の鏡」
良く聞く言葉ですが、僕は最近になってこの言葉の意味をビンビンと感じています。

そして、この言葉少し不思議なトリックが仕込まれています。
この言葉を聞くと、ほとんどの人はこんな感じの印象を受けるでしょう。

相手の行動は、自分自信の行動と同じもの。
相手の言動は、自分自身の言動と同じもの。
相手の考えは、自分自身の考えと同じもの。

だから、自分を変えれば相手も変わる。と。

でも、本当にそうだったこともあるとは思いますが、
ほとんどの場合、ちょっと違う感じではないでしょうか?

確かに自分を変えれば相手も変わるのは当然ですが、
相手の悪い部分を見ても、そっくり自分に当てはまるわけではない。

実は、僕もここがネックになっていて、
相手に変わってもらいたいけど、
自分自身に同じような変化させるべき部分が見つからずヤキモキしていました。

すると、おもしろいことが分かったんです。
実際に鏡を見て、右手を挙げると・・・鏡の中の自分も右手を挙げている。
と、思っていたんです。

しかし、人を目の前にして同じ行動をしてもらおうとすると・・・
相手は左手を挙げるんです。

キター!
答えはこれでした。

今まで、右手を挙げると、相手も右手を挙げると勘違いしていたんです。
相手は、逆の左手を挙げていたんです。

「相手は自分の“鏡”」とは、良く言ったものです。
自分と同じように見えるけど、似て非なるものだったんです。
正反対なだけなら分かりやすいですが、
これがまた変則的なんですよね。

分かりやすくいうならば、
左右は逆だけど、上下は同じ。
そんなことが、複雑に混ざっているから
何が正で何が逆なのかわからない。

でも、相手が鏡であることは間違いなく分かっていること。

当然ながら、自分自身が「手を上げろ!」
といくら叫んでみても、自分が手を上げなければ、
鏡の中の相手は、一生手を上げることはない。

そこで、相手が自分の鏡なら・・・
と、思って「右手を挙げろ」と言いながら、
自分の右手を挙げても、相手は左手しか挙げない。
そうなると
「なんで自分が変わったのに(右手を挙げたのに)、
 相手は変わらないんだー!(左手を挙げるんだー)」と怒る。

だからと言って、完全に見極めることは出来ないかもしれないが、
こうしたことを分かっているだけでも、人との付き合いがやりやすくなるのではないかと思う。

僕もガンバリマス。

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