カビとの戦いに備え、倉庫の湿気対策をしたゾ

今は冬、世の人々は乾燥に注意しなければならない。

しかし、山は湿度が高く、ほとんど湿度50%を切ることがない。

僕は昔から乾燥が大の苦手。

それは、鼻腔が狭く鼻が詰まるため、寝ているときに口呼吸になってしまう。

そのため、乾燥していると、すぐに喉を痛めてしまっていたのだ。

そんなわけで、僕の必須アイテムといえば加湿器。

常に、室内を60%に保っていなければ気がすまない。

そんな生活を何十年と続けてきた。

だが、この山に来て、加湿器は一度も登場していない。

何と言っても、世間が思いっきり乾燥していても、山にいると、全然乾燥しないからだ。

特に、夜は湿度が50〜60%程度で、とても快適なのである。

その代わり、非常に困ったことが起きるのが、6月から9月、暑くて、湿度が高くて、雨も多い時期。

カビとの戦いが始まるのだ。

ここに来てすぐの夏、そして去年の夏と二度の戦いをしてきたが、2年連続の敗北である。

そこで、今日は、湿気対策をすることにした。

僕が住んでいる小屋は、基礎はベタ基礎と言って、床下全面にコンクリートを打ってあるので、床からの湿気は来ない。そのため、夏でもカビに悩まされることはないのだが、服や荷物を入れている隣の倉庫が問題なのだ。

倉庫なので、作りはシンプル。

床が低いのに、床板は合板一枚。

そのため、床からの湿気がもの凄いのだ。

去年は、換気扇を設置し、吸気口も付け、なるべく空気を循環させるように、24時間室内でファンも回し続けていた。

しかし、それでもダメだった。

そこで、今回は、床全面に余っていたアスファルトルーフィング(屋根用防水シート)を貼り、壁には、透湿防水シートを貼ることにした。

もともと倉庫内にあった、金属製の棚を動かしてみると、床に接している部分が錆びてボロボロになっていた。

明らかに床からの湿気で、錆び付いたことがわかる。

今日は、床全面にアスファルトルーフィングを貼り、壁の下部にも透湿防水シートを貼り終えた。

その時点で、湿度は54%。

この倉庫で、湿度50%台というのは、なかなかみることのない数字だった。

これは、期待できそうである。

さて、次の夏は、カビに勝てるだろうか?

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