「秋の長雨」
今までの人生で、秋の長雨など気にした事がなかった。
6月の梅雨時期は、約1ヶ月間雨ばかりなので気になるが、秋の長雨といっても雨によって困る程度は、梅雨ほどではない。
しかし、この山に来て、秋の長雨も困ったことの一つであることに気がついた。
いや、もしかして、梅雨よりも問題かもしれないのだ。
それは、夏の間に発生した、カビやダニが、雨という湿度が非常に高い状態を得て大繁殖しているらしいからだ。
昨年、同じ時期の9月ごろ、カビが大繁殖していることに気がついた。
今まで、カビというのは、主に夏の暑くて蒸し蒸しとする時期に繁殖するものだと思っていたのだが、暑さが和らいだ9月に大繁殖したのだ。
昨年は、僕が単に、8月に発生していたカビに気がついていなくて9月になってから気がついただけだと思っていた。
もちろん、それもあるかもしれないのだが、今年になって気がついた。
原因の最もたることころが、9月に降り続く「秋の長雨」であるのではないか?ということだ。
カビだけではなく、目に見ることのできないダニも同じだ。
確か、昨年のことを思い出してみると、ダニも同じように8月後半から9月頃に存在を感じていたように思える。
こちらも、夏の暑い時には、十分に対策を講じているのだが、9月頃になると「もう大丈夫だろう」と安心して、対策に抜かりが生じていたように思う。
ダニシートを取り替えたのは梅雨に入る前で、ダニマットを設置したのも夏前、ダニアースレッドを行ったのは夏真っ盛りの時だ。
そこで。
新しいアイテムを導入した。
まずは、今まで大して活躍していなかった除湿機を、主に雨の日の夜に稼働させることにした。
そして、今回のNEWアイテムは布団乾燥機だ。
除湿機でも代用できるかとやってみてはいたのだが、やはり、熱風の方がダニ退治には効果がありそうだし、布団用に設計されている方が効果が高いだろうというのが、導入の理由だ。
そして、最終的な決め手となったのは価格。
中国のおかげだろうか、最近の家電は安いと感じる。
もちろん、中国メーカーの方が安いが、そこは、やっぱりパナソニックがいいだろう。
生産は中国だけどね。
生産コストの安さと、国際的な競争の中で価格も下がっているのだろうな。
ってことで、布団乾燥機が我が家に来た。
大きさは、非常にコンパクト。
うちにある大昔に買った除湿機と比べたら、4分の1〜6分の1程度である。
そして、ちゃんとダニ退治もできる。
さらに冬、寝る前に使えば、ポカポカでフワフワの布団に潜りこめのだ。
ちなみに、昨年の冬は、ホットカーペットを敷布団の下に敷いてポカポカにしていたが、今年は、それにプラスしてフワフワにもなる。
ふふふっ。冬が楽しみだ。
布団乾燥機導入後、起きがけにかけているが、夜寝る時もフワフワで、内部はよく乾燥していて非常に気持ちがいい。
今まで、湿度が高かった時の、なんとなくジメッとした布団の感触は、まるでなくなったのだ。
あ〜、文明って素晴らしい。
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