無垢板は、伸びて縮んで

今、僕が暮らしている小屋の床は杉の無垢板が張られている。
ってか、全部、無垢とガラスで造られている。
昨日、少し早いが、冬仕様から夏仕様に変えた。

具体的には、壁に付けてあった断熱材を取り払い、下に敷いてあったホットカーペットを退けた。

すると、カーペットの下の床板が縮んでいるのが分かった。
フローリングの板は、サネと呼ばれる部分で、間が重なるようになっている。
そのため、縮んでも隙間が開かないのだが、そのサネががっつり見えている。

ホットカーペットで温められて、木が乾燥して縮んだのだ。
特に縮みが大きかったのが、電源スイッチ部分。
相当、熱くなっていたのが想像できる。

さて、本題なのだが、うちの床のことはさておいて、たまに、板張りの壁が隙間だらけになってしまっている残念なお店などを見ることはないだろうか?

おしゃれなお店では、そんな状態になってしまったら、すぐにやりかえると思うが、そうでない店もある。
それも、乾燥による木の縮みが原因だ。
特に、エアコンで乾燥してしまうのだろう。

しかし、どんなお店もそうなるわけではない。
使用状況が同じだったとしても、結果は違ってくる。

今回、僕は、あることに気がついた。
実は、このことは、作業小屋の天井板を張っているときにも思っていたことなのだが、板を張る時は乾燥していた方がいいってことだ。

夏の湿度の高いときには、板は膨らみ、
冬の乾燥している時期は、板が縮んでいる。

ってことは、湿度の高いときに板を張れば、冬には間が開いてしまう。逆に、冬の乾燥しているときに板を張れば、夏には膨張するけど、見た目には支障がない。

僕が、作業小屋の天井を張っているとは、よく雨が降っているときで、それがとても気になっていたのだ。

あとは、もう一つ原因がある。
それは、生木は水分が多く、徐々に乾燥していくものだ。
そのため、十分に乾燥している木を使うことが大事だということ。

ホームセンターで売っている木でも、十分に乾燥されていないことは大いにあるようで、買ってきて、そのまま張るのでは、乾燥が進み、隙間が開いてしまう可能性が高いのだ。

木こりのロッキー師匠に聞いた話によると、1cmで1年と言っていた。
Oh!気が遠くなる・・・
まあ、それだけ、長い時間をかけて乾燥していくということなんだ。

幸いにも、ホットカーペットで乾燥したとはいえ、下が見えてしまうほど隙間が開いてはいない。
ちゃんとした木材が使われているので、そこらへんは安心だった。

しかし、自分が作るときには、この辺のことを十分に注意したいと思ったのだ。

まとめると

  • よく乾燥させた材料を使うこと。買ってから寝かせることも必要だ。
  • 冬の乾燥した時期に施工すること。
  • 雨の日よりも、晴れが続いた日に施工したい。

とまあ、こんなところだろう。
少しづつ、いろんなことを経験して、本宅に生かしていきたいものである。

  • B!