小屋のある少し下の土地に生えていた竹を刈った。
先日、クヌギを1mごとに切った場所だ。
その時も、刈り払い機で、少し切ったが、今回は、一帯に生えている竹を全て伐採した。
やはり、竹という素材は、素晴らしい素材だと思うのだ。
しなやかで強い。
しかし、欠点としては、虫がつきやすいらしい。
それを付きにくくするのも、どうやら新月伐採のようなのだ。
冬の新月は忙しいな。
今は、準新月期間だが、まあ、良いとして刈っておいた。
新月伐採期間は、なるべく、太い杉をやりたいのだ。
太い杉は、建築してしまってからでは、そうそう交換というわけにもいかないのでね。
竹がよく使われるのは、天井や壁らしいが、僕が使いたいと思っているのは、主に土壁の中だ。
一般的には、太い竹を割って使うようなのだが、せっかく、ここにあるのだから使わない手はない。
実際に使えるかどうかわからないが、切っておかなければ使いたい時に使えないのと、ここの土地をちゃんと活用もしたいので、結局は切ることに事になる。それならば、今切っておくのが賢明だろうと思うのだ。
これだけの量があれば、土壁には十分だろうから、ぜひ、他にも活用したいものだ。
きっと、建設する頃には、素晴らしい竹の活用法が見つかるに違いない。そう思っている。
山を見ていて思うのが、多くのものは素晴らしい活用法があるのではないか?ということ。
決して、杉やヒノキだけではない、竹はもちろんだが、あまり建築に使われないような木々も素晴らしい可能性を秘めているように思えてならないのだ。
杉やヒノキに比べれば、真っ直ぐに伸びる木は少ないが、自分で建てることを思えば、決して真っ直ぐな木ばかりが良いわけではない。
逆に曲がっていたり、デコボコだったりするところが味になるように思えるのだな。
今日は、もう一つ、近くに生えてた椿の木を切った。
大きなクヌギの木と重なっていたためだ。
どこに生えていたかというと・・・
こんな感じ。
あまり木が密集していると、よろしくないので、こうした間伐は大切なのだな。
ただ、その際にどの木を切るのかは悩む。
今回は、常緑樹をターゲットにしていた。
椿は、椿油が取れるようだが、個人ではとても油の採取は出来そうに無いのだ。
ちなみに、試してみたがダメだった。
そんなわけで、僕の都合上、椿はあっても意味がなさそうなのと、他にもめっちゃ生えているので、椿を伐採することを決定したのだが。
伐採してから、倒れている椿の木に、つぼみがいくつも付いているのを発見した。
こんなに寒いのに、もう、春の訪れを予感していたんだな。
そんなことを思うと、なんか、少し悪い気もした。
油は取れなくても、「花が咲く」ということだけで、大いに価値はあるのだと気がついたよ。
この場所で、椿の花が咲くのは見れないが、逆に、隣にある梅の花がよく見えるようになるだろう。
それで良しとする。
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