怖い、怖い、広告の誘惑

電車に乗って、広告を見ていたら「全身22箇所脱毛し放題 月額6,500円」という広告が目に入った。

月に6,500円という金額なら、社会人であれば、誰でも出せるような額だ。

でも、6,500円というと、1回分の施術にしても安い。

一般的に、週に1回くらいは行くだろうが、それで、6,500円というのは安すぎる。

何か、カラクリがあるのではないだろうか?

そう思い、広告をよくよく見てみる。

すると、6,500円と書いた横に、ものすごく小さく「*1」というのが見える。

これは、注釈で、どこかにこの説明が書いてあるはずなのだ。

この写真には、写っていないが、右下にあった。

ものすごーく、小さな字でこう書いてある。

「価格20万円、36回の分割払い=総支払額25万円」(細かい部分は省略、金額はおおよそ)

だよね。

携帯電話もそうだけど、昔は、本体ゼロ円ってのがあった。(今でもあるか?)

それでも、通信料金によって、本体の代金を賄うってやつだ。

そこから生まれたのが、俗にいう「2年縛りというやつだろう」(違うかもしれんけど、まあ、いいや)

今では、はっきりと「分割払い」となっているので、逆にわかりやすいが、高額な本体代を支払っている。

それと同じ手法というわけだ。

他には、こんなのがあった。

100円?

それも、全身脱毛?両脇・Vライン通い放題付き!と書いてある。

通い放題で、100円などということは、絶対にない訳で、これも、この広告を見ただけでは、さっぱり意味がわからない。

ここにも、ものすごく小さな文字で、注釈がついている。

その注釈の説明が右下。

この写真にも写っているが、ほとんど、どこに書いてあるのかわからない。

POWERと書いてあるところの、右側だ。

正直言って、全く読めないレベル。

僕の視力、1.5と1.2で、ようやく読めた。

が、書いてあることの意味が理解不能だった。

たぶん、最初の1回を100円でやりますよってことかと思うんだけど、じゃあ「通い放題付き」ってなんだ?

さっぱり、理解不能である。

誰も、こんなに小さな文字を読まない。ではなく読めないように記載して、広告につられて行ったが最後、しつこい営業と中途半端な変な脱毛をされて(半分だけとか。Vラインを上下に半分ならまだしも、左右に半分じゃシャレにならないだろうな)帰るに返してもらえず、結局、高額な契約をさせられるのがオチだろう。

こうした広告からして、ほとんど「犯罪」ではないのか!?と思ってしまう。

しかし、多くの企業や店は、こうした、詐欺ギリギリのグレーな広告によって、顧客を誘導し、購入させていくというのは、もう、世界のどこでも常套手段になっている。

山にいると、新聞もテレビも見ないし、街へも大していかないので、看板広告を見ることもないが、東京に来て、こうした広告を見るたびに思う。

「お〜、怖い、怖い。欲望と騙し合いの世界がここにある」と。


via Mark な 人生



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