1年4ヶ月ぶりに、地元浜松へ行った。
4月の末に、じいちゃんが亡くなったのだが、葬式へも四十九日へも行かなかったのだ。
「盆に来る?」と聞かれたが、混雑しすぎていて、さすがにお盆には行きたくないので、今月行くことにした。
今回は、じいちゃんが亡くなったことで、車庫の整理をするとのこと。
車庫には、車だけじゃなく、工具や機材がたくさん置いてある。
その車庫の奥に、うちのカレヤン(Porsche911)のハードトップを置かせてもらってあったのだが、こいつをいい加減に取りに行かなければならないといけないと思っていたので、車で行くことにした。
往復約1200km、所要時間は、休憩含めておよそ18時間(片道9時間)のドライブだった。
行きは、ちょうど、東海地方に台風上陸って時だったので、かなり大粒の雨が降っていたが、そのおかげもあって、気温はさほど高くなく、車内はエアコンで湿度の不快さもなかったので快適だったのだが、帰りは、梅雨明けして炎天下。エアコンで温度は調整できたものの、日差しが厳しかった。
こんな時は、濃いスモークガラスを貼ったワンボックスカーの後部座席でゴロゴロしながら移動するのが最高なのだが・・・。
行きは、名古屋近郊で働いている友人に会いに行き、ついでに、トヨタの施設を見て回る。
まず、外せないであろう「トヨタ博物館」
ここは、トヨタの車の施設というよりは、車の歴史を見ることができる博物館という感じで、ものすごっく古い車から、現代のMIRAIまで展示されている。
ここで車を見ていると、現代に近づくにしたがって、のっぺりとした形になっていくのだけど、昔の車の方が、今、僕の目から見るとデザインがかっこいい。
それ風なのが、光岡自動車から出ているが、やっぱり、ミツオカはレプリカ感がある。それと比べると、本物はかっこいい。
ただ、きっと、昔の車と同じように作ったとしたら、値段は、かなり高いだろうというのは簡単に予想ができる。
次に向かったのが、トヨタの本社工場の敷地内にある「トヨタ会館」
ここは、入館料が無料で、工場でどんな風に車が作られているのか?などがわかるところ。
1枚しか写真を撮ってないけど、僕としては、トヨタ博物館よりも楽しめた。
楽しい方に夢中で、写真を撮るのを忘れていたのかも?
そして、トヨタ関連最後の施設は「トヨタ鞍ケ池記念館」
この施設は、たぶん、トヨタ関連施設の中で、最も人気のない施設なのだと思われる。
なぜなら、土曜日だというのに、お客さんは、僕ともう一組だけ。
まあ、台風直撃真っ只中+前日が台風による休館ってことだったので、多くの人たちが、台風が直撃している当日も休館だろうと思うのは当然だとは思うが、開館していたのだ。
車で施設に到着すると、駐車場には一台も停まっていなかったので「やっぱり、さすがに休館かな?」と思って、警備員さんに確認してみると「やってます!」ってことだったので入った。
人っ子一人いない
この施設は、トヨタの歴史を展示してある施設で、まったく子供向きではないので、家族連れで来ることはないだろう。
しかし、僕には、楽しかった。トヨタ関連施設の中で、ここが、最も良かった。そのため、滞在予定時間を大幅にオーバー。
トヨタ博物館は、1時間程度で出てきてしまったのに、ここに、3時間半も居たのだ。
ちなみに、ここも入場無料である。
近所に住んでいたら、きっと、やたら行っていると思われるほど、興味をそそられる場所だった。
今まで、トヨタの創業地は、豊田市だとばかり思っていたのだが、実は、豊田織機の創業者の豊田佐吉さんは、浜名湖の西側、湖西市の生まれで、湖西市が創業の地だった。息子の豊田喜一郎さんも、湖西市で生まれ、トヨタ自動車も湖西市から始まり、工場拡大のため現在の豊田市に移ったとのことだった。
ってことは、浜松周辺で、ホンダ、トヨタ、スズキ、ヤマハが創業されていたのだ。
浜松に居たときには、巨大工場がたくさんあることが当たり前だったのだが、今、愛媛にいると、そんな巨大工場など、まったく見当たらない。それを思うと、浜松という場所が特殊だということがよくわかった。
帰りには、香川によってうどん食べて帰ってきたよ。