ある時、Amazon Prime Videoで、ネイチャー系の動画を見ていると、高い木の上へロープ一本で “シュパー!” と登っていく映像があった。
それを見た僕は
「な、な、なんじゃこりゃー!」
と、びっくり。
早速、ググると、出て来た。
なんだか、子供でもできると書いてある。
ツリークライミングというもので、アクティビティーにもなっているとのことだった。
「な、なんだ〜、今の時代。当たり前のことだったのかぁ。知らんかった」
ということで、早速「イラストマニュアル・はじめてのツリークライミング」なる本を買って読んでみた。
フムフム、どうやら、専用の道具がそれなりにたくさん欲しいけど、決して難しいものではないようだ。
それから、しばらく時が過ぎ・・・
ある時、ドラッグストアで久々に、ロッキー師匠に会った。
ロッキー師匠というのは、初めて会った時「う〜ん、シルベスタ・スタローンに似てる(外人顔)」と思ったところから、勝手にロッキーと命名。
師匠というのは、職業が木こりで、木を切るのを協力してもらったり、教えてもらったり、僕が「こりゃ、とても無理だぁ」と思うような伐採も難なくこなしてしまったことで、これまた僕が勝手に「お師匠さん!」にしてしまったことで、くっつけて “ロッキー師匠” となったわけなのである。
で、先日、ロッキー師匠と木こり仲間のすーさんが山に来てくれた。
その時に、ツリークライミングの話をすると
「やってるよ、今度やるから来たら?」
と、言うではないか。
「なぬっ!やはり、さすが木こり」
と言うことで、木こりチームに参加させてもらい、ツリークライミングを初体験して来たのである。
場所は、近所の寂れた公園。
とはいえ、高台にあって見晴らしは良いので、正直、普通の公園っぽくなっていることがもったいない。
こうした見晴らしをポイントにした、大人も行けるスポットにしたら良いのになぁ、なんてことを思いながらツリークライミングの準備に取り掛かった。
準備って言っても、僕はヘルメットをかぶって待っているだけだけど。
ロッキー師匠が準備をしてくれて、なんやかんやレクチャーを受ける。
で、出発!
ほりゃ!ありゃ!とりゃ!どっこいしょ!
足につけた金具によって、足を伸ばすと上がっていく仕組み。
尺取り虫のようにロープを上がっていくのだ。
腕は、体がひっくり返らないように支えている程度だが、結構、腕も疲れる。
フガフガ言いながら、なんとか木の上まで登ってこれた。
実際にやってみると、それほど大変な思いをせず、12mの高さまで登って行けた。
さらに、落ちそうもないので安心感もある。
今回やってみたツリークライミングの面白さは、木の上まで登れると言うことよりも、宙に浮いていられると言うことの方が面白みがあった。
通常の木登りでは、決して味わえない感覚だ。
今度は、木の上の方にハンモックをくっつけて、のんびり昼寝をしてみたいものである。