ネットで調べた除角方法。
ゴムを角の根元に巻いておけば、角が壊死して3週間ほどでポロリと取れるというもの。
確かに、血が通わなくなり、細くなっていって、うまくいきそうな予感があった。
3週間が過ぎ、そろそろ角が取れるかなぁと思った時、あることに気がついた。
それは、
角がグングン伸びてるやんけ!
ということ。
ゴムを巻いた部分は、確かに細くなっているけど、その下が明らかに伸びている。
これじゃあ、根元からポロリというようには、いくはずがない。
それに、なんだか、ヘンテコな形になってしまいそうな気がした。
そこで、
切ってしまうことにした
一般的には、ワイヤーソーか糸ノコあたりで切るのだが、どうせ、細くなっているし、脆くもなっているので、でかいペンチでカットしてしまうことにした。
ノコギリの場合、歯が長い分だけ、余計な部分を傷つけてしまいそうな気がしたのもある。
ってことで、OPERAを押さえつけて、いざ決行!
しかし、
ヤバイ、怖い、足が震える
ペンチでカットすると、当然、OPERAは痛がって叫ぶ。
そして、流血・・・
OPERAも怖いだろうが、僕も怖い。
押さえつけている足が震えて、押さえが効かなくなってくる、ヤバイ。
動かれて、いらんとこ切ってしまってもいかんし、逃げられて、再度、捕まえて決行するという、勇気がないかもしれないし、なんとか、きっちり押さえていなければならない。
なんとか、勇気を振り絞って、ガシガシとペンチでカットしていった。
そして、最後の一刀で切り切ると・・・
「ピューッ!」
うわっ!やべっ!血が吹き出した!
映画で、こんなシーンあるけど、あんなことはないと思っていた。
だけど、実際に、吹き出すものなんだ!
急いで、指で押さえて、片手でガスバーナーに火を入れ、鉄筋を炙る。
炙った鉄筋を、血の吹き出している角の先端に押し当てる。
「ジューッ!」
血が焼けて匂いが出る。
んっ?嗅いだことのある匂い、これは・・・
ジンギスカ〜ン!
やべっ、“うまそう”とか思っちゃった。
そんなことよりも、血を止めないといかん。
最初は、鉄筋の熱し不足でうまくいかなかったが、鉄筋が真っ赤になるまで炙ってから押さえつけたら、血は止まった。
「ふ〜っ」
あぶねー、あぶねー、出血多量で死んじゃうとこだった。
骨の周りを満遍なく鉄筋で焼いて、仕上げは、オロナイン軟膏をたっぷり塗って、完了。
調子悪くなるかなぁ?気分が落ち込んだりするかなぁ?など、色々と心配したが、7時間ほど経った今、普通にしているので、たぶん大丈夫なんだろう。
それよりも、
顔面血だらけ
一旦は、焼いた後に洗ったけど、洗いきれなかったので、血だらけのままだ。
もう一度、捕まえてゴシゴシしてもいいが、OPERAのストレスになるだろうし、僕も疲れたので、ほっておくことにした。
そのうち、取れてくるだろうから。
ってことで、とりあえず除角完了したが、結論としては、
やっぱり最初っから、
ノコでガシガシ切っちゃうべき
だったな、と。