昨年の7月7日、東京からカレヤン(Porsche911)に乗って、この山に来た。
その時、山の上へと続く町道は、穴だらけのアスファルトに、中央には土が堆積し、道路脇には草がボーボーに道に向かって伸びていた。
そこを、穴に落ちながら、そして、お腹を土で擦り、ボディーの側面は草で傷つけながら上まであがた。
その後、役場で穴の補修をしてもらい、中央の土を取り除いてもらい、草刈りまでやってもらった。
そして、その1年後がやって来た。
穴は、まだいくつか残っているが、1年前と比べたらはるかにマシになり、中央の土の体積は、先日の豪雨によって流れ出た土砂の影響で少しあるが、まだいい方だ。
ただ、草だけは、同じように生えてくる。
しかし、僕がこの地域を気に入っているのは、草がボーボーでも除草剤を使わないというところだ。
もしかして、使っている場所や、人がいるかもしれないのだが、大ぴらには使われていない。
皆、地道に何度も何度も草刈をしている。
自分たちが、田畑をやっているからこそなのか、除草剤の使用をしない人々のようなのだ。
山を探している時、いろんな場所へ行ったが、その中の一箇所のこと。
土地を案内してもらい、いくつか見に行くと、ほとんどどこでも道路脇の草は、除草剤で枯らされていた。
僕としては、それを見ただけで「ここはダメだな」と思ったのだ。
さらに凄かったのは、山をガッツリ削って太陽光発電設備を建設していることだった。
かたや、何度も何度も地道に草刈をし、ミカンの栽培をやめたところは、どんぐりを撒いて、山を再生しようとする人々、かたや、安易に除草剤で草を枯らし、山を削って太陽光発電設備を作ってしまう人々。
本当に、人類は、このまま文明を発展させていっていいのだろうか?
そんなことを思ってしまう。
しかし、僕がまだ若い頃は、もっと空気も川も汚染されていた。
それが、綺麗になっているとうことは、人類には望みがあるということだろう。
さて、しばらく乗っていなかったカレヤンに乗って出かけたいのだが、草ボーボーのままでは、カレヤンのボディーに、また細かい傷がついてしまうので、草刈りに出かけた。
下の民家まで、およそ1.7kmの道のりを刈って行くのだが、やっぱり、暑すぎた。
世間で言われているように、尋常ではない。
のんびり、全部を刈っていては倒れそうだったので、ボーボーすぎるところをやって終わりにした。
山にいると、松山市内と比べれば、温度は3、4度違うのだけど、さすがに日向の暑さは一緒だった。
何とか、草刈を終えて、久々にカレヤンで出かけてみた。
出かけたといっても、図書館とスーパーへの買い物だけだけど。
その帰り、神社でお参りをしていこうと思い寄ってみると、なにやら祭りの準備のようなことをしていたので、聞いてみると、今日が神社のお祭りだそうだ。
ちょうど、知った人がいたので、夜に祭りにも出かけてみた。
少しの出店と、地元の人たちによる太鼓とか、歌とか、そんな感じ。
盆踊りはないのか?と思ったが、どうやら、ないらしい。
それに、浴衣姿の人は、一人二人程度だった。
子供らが異様に多かったのだが、最後の行われる、当たりくじつき餅投げが目当てらしい・・・
祭りとしては、正直言って、盛り上がっていなかったなぁ。
この辺の祭りは、10月に行われる町の祭りが、最も大きいらしいのだけど、去年は、幼稚園の運動会の撮影で参加できなかったんだ。
今年は、運動会の撮影はないと思われるので、祭りに参加してみようと思う。
さてさて、どんな感じなんだろうぁ。
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