貯水槽の掃除した

貯水槽の掃除を一年に一回やろうと決めていたので、やることにした。

貯水槽の場所へ行ってみると、そこに小さな掘っただけの池があるのだが、これが、昨年の9月の大雨で3/4ほど埋まったのだが、今回の豪雨によってさらに埋まっていた。

もう、ほとんど池と言う状態ではなく、残っているのは1/20くらいだろうか?

20年ほど前に、この池が作られたのだろうが、そのうち19年は安泰だったのに、僕が来てたったの1年で埋まってしまった。

なんだか、自分が疫病神のようにも思えるが、実は、僕はこの池が好きじゃなかったので、心の中で「埋まっちゃってほしい」とも思っていたのだが、その通りになったのだ。

ここに来た時、この池には、錦鯉が一匹だけ居たのだが、鯉は口が下向きについていて、下にある餌を食べるため、下に溜まった土をつついて水が濁りやすいのだ。

そのため、網ですくって、小屋の西側にある大きなため池に放した。

それをしたことで、僕は、鯉の命を救っているのだ。

そう思うと、鯉にとっては、僕は救世主である。

しかし、池にとっては、僕は疫病神だ。

とは言え、今となっては、この池はなんの用途にもなっていなかったため、埋まってもよかったのである。

コインの裏表同様に、誰かにとっては救世主でも、誰かにとっては疫病神だと言うことは、世の中には当たり前のようにある。

それぞれ、自分から見た状態しか見えていないので、「あいつは疫病神だ」とか「あの方は救世主だ」などと言うのであろう。

その時には、疫病神に見えても、後々、「その時のおかげで・・・」なんてことはよくある。

かたや、その時に救世主に見えても、それは単なる甘えになってしまい、後々、依存する人間になってしまったりするかもしれない。

結局は、どちらでもあり、どちらでもないのだろう。

話を戻して、やっぱり、濡れるので、水遊びは暑い季節が最適なのである。

しかーし、暑くて水浴びが快適な代わりに、アブの襲来がすごい。

もちろん、長袖長ズボン、長靴にアミアミの帽子で完全に防備しているのだが、それでもやられた。

作業をしていて、服にダボつきが無くなった部分、要するに服が引っ張られた部分は、生地が肌に密着していて、そこをアブに狙われてしまう。

まあ、服の上からなので大した被害はないが、それでも噛まれれば痛い。

まったく、クソアブめが!

と、思うのだが、自分で書いていて思うのが、そんなアブも今は疫病神である。

考えてみても救世主には思えない。

それでも、救世主の要素はあるのだろうか?とも思ったが、アブは、僕に楽しいゲームを楽しませてくれる部分もある。

アブ叩きゲームである。

アブは、めちゃめちゃ早い。

カーレースのF1並みの早く飛ぶのである。

そのせいで、よく壁にぶつかっているほどだ。

飛んでいる時を捉えることはできないが、どこかに止まった時がチャンス。

アブは、感も鋭いので、こっちの腕が動いた瞬間に飛びさってしまう。

そこを感ずかれないように、素早くバシッと仕留めるのである。

またまた、話を戻して、久々に貯水槽の蓋を開けての中をのぞいてみた。

水は、だいぶ減っていた。

以前は、ずっと取水をしていたのだが、それをしていると、急に雨が降った時など、濁った水が浄化槽に入ってしまい、掃除が大変なので、晴れている時に一気に取水して、ある程度溜めた水を使うようにして来たのだ。

底の方を見てみると、うっすらとではあるが、泥が溜まっていた。

浄化槽、貯水槽共に、泥が溜まっていたのだが、これは先日の豪雨のせいだろう。

かなりの水量だったので、沢の幅をはるかに超えて、浄化槽や貯水槽も濁流を被っていたものと思われる。

今回は、こいつをポンプで吸い込んで排出して、貯水槽をクリーンにしたのだ。

1年で2回も豪雨に見舞われたが、本当に数十年に一度らしく、今まで十年以上、こんな豪雨はなかったと言う。

今後もあると見込んで、対策を考えなければならない。

それは、今回の豪雨で被災した地域にも言えるだろう。

単に、復旧しただけでは、また同じことが起こるだろうし、堤防を強化するとかしても、それ以上の災害に見舞われるだろう。

そうなると、もっと抜本的な対策を講じなければならないと思うのだが、どうも、世の中はそうはならないらしいな。


via Mark な 人生



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