サワガニっち

僕がこの山に来た時、あちこちにサワガニがいた。
今まで、サワガニってのは、その名の通り「沢」にいるものだと思っていたが、沢から離れた土の中に穴を掘って暮らしていた。
これじゃ、サワガニじゃないじゃん。ヤマガニ?
とも思うが、それは、まあ良いとして。

雨上がりの日には、こうして顔を出している。

この写真の中には、3匹もサワガニがいるのだ。

一体どうして沢から離れた場所にいるのだろう?
と、考えてみた結果、僕の勝手な推測によると、鳥やへびに食べられにくいので、あえて危険を避けるために山に来ている。
捕食者は、サワガニは、沢にいるものだと思って、沢近辺でウロウロと獲物を探しているのだが、実は、沢から離れた場所にいる。とか?

では、サワガニは、山の中で生きられるのか?という疑問がわく。
これも、僕の勝手な推測によると、結構、水が染み出てきているんじゃないか?と思われるのだ。

ここの土地は、岩盤が多く、水が地下深くまで染み込まずに地表に出てきているのではないかと思う。
現に、そこら辺から、よく、チョロチョロと水が出ている。
そのため、流れのある沢でなくても、サワガニが水に浸って暮らしていけるのではないかと思われるのだ。

まあ、実際には、なんだか理由は不明だが、とにかく、サワガニが、沢ではなく、山にいるって話だというわけだ。

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