最近の軽って、すげーな

先日、カレヤン(Porcshe911)を10年ぶりにカーコーティングに出した。
その際、代車を借りたのだが、その時の車が【スズキ スペーシアカスタム ハイブリッド】だった。

通常、代車というものは、中古のボロと相場がきまっているが、この時のスペーシアカスタムは、2020年製の新車。
なぜ、こんな新車が代車なのかというと、ナンバープレートが『わ』であることからわかるように、レンタカー事業も行っているため、レンタカーを貸してもらえたからである。

普通車のレンタカーで、あまり古くてボロいものはない。
そのため、こんな新車を代車として借りることができた。

まず、驚くのが室内空間の広さ。
フロントガラスがデカい!
後部座席が、狭くないどころか、めちゃめちゃ広い。
大人が座っても余裕。
その代わりに、トランクスペースが狭いかと言えば、それなりに荷物が入るほどの余裕がある。
ホンダのN BOXが大流行したのが数年前だが、各社とも、軽の規格ギリギリいっぱいの大きさの箱型車を投入しているようだ。

走り出してみると、トルクはないが、スピードは出る。
うちのJくんのように、荷物を運ぶことが主体の場合は、トルクが必要だが、普通車なら大人が四人乗ることは稀。
乗っても、大人二人に、子供二人というのが相場だろうし、通常は、ママと子供達と考えていい。
さらに、急な登り坂もなければ、街乗りがほとんどのだと考えるとトルクの無さは気にならない。

しばらくすると『Power』と書かれたボタンが目に留まった。
押してみると、エンジンと共にモーターも回っているようで、トルクが増した。
さらに、ターボもついているようで、グイグイと引っ張っていく。

軽と言っても、もう今の時代、660ccのエンジンだけではなく、ターボとモーターまでついていて、完全に660ccの枠を超えている。
僕の感覚で的には、1000ccの車ほどの力が備わっているようだった。
エアコンを付ければ、さすがにパワーダウンが体感できるほどだし、山道の坂は、程々キツそうではあったが、登らないことはない。

昔、小さい車の装備はチープで、大きい車にしか高級な装備は付いていなかった。
その頃、「小さくても、高級な装備を付けたいという人だって多いだろう」と思っていが、今や、それが現実化している。

フロントガラスには、スピードメーターが映し出され、バックモニターやセンサーはもちろん、乗り込むと、車両の周辺の状況をモニターに映し出し安全確認ができるようになっている。
さらに、両側電動スライドドアが付き、シートヒーターまで装備、ハイブリッドなので電源も確保できる。
今時の、自動ブレーキや車線を越えた際の警告など、フル装備である。

軽自動車の価格が200万円に到達したとき「軽で200万円!?」と驚いたが、この装備の充実さをみると、200万円という価格が高いとは思えなくなった。
逆に、維持費を考えると、フル装備の軽を選択するのもアリだと思える。

代車を返す際、ガソリンを入れたのだが、入った量は、たったの2Lで300円。
借りてから30km以上走ったが、、、まあ、計算すればこんなものなのか。
表示されていた平均燃費は、17.6kmだった。
カレヤンの倍以上である。

実際、長距離や高速、重い荷物の運搬などには不向きだろうが、そうした用途に使われることはほとんどないだろうから、必要にして十分。
いや、十分以上の装備と空間だと感じた。

今まで、代車やレンタカーなど色々と乗って、いつも何かしら気に食わない点はあるのだが、今回は、正直、文句がなかった。
軽の進化、凄かったな。

-VEHICLE:車, ポルシェ(カレヤン)

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