東京にいた時も、マンションの部屋から外に出ることがない日もあったり、外に出るだけの日もあったり、ほとんどを一人で過ごしていたことは多かった。
なので、山に来ても、一人でいることは平気だろうと思っていた。
しかし、ちょいと様子が違う。
それは、みなさんが察するような、「山の中で独りきりだと孤独だろう」と言うような孤独ではなく、「喜びを分かち合えない孤独」があるのだ。
東京にいるときは、正直、19年東京にいるし、遊びという遊びもやらないし、家にいても対してやることはなく、特に楽しいことも嫌なこともなかった。
いや、もちろん、ちょっとはあったけど。
しかし、山に来たら、ハチ・アブ・ブヨ・ガッちゃん(蛾のこと)、あおちゃん(アオダイショウのこと)、とかちゃん(トカゲのこと)などなど、いろんな虫たちに出会うし、名前もさっぱりわからない虫もたくさんいる。
そんな時、誰とも共有することはなく、せっせとFBやブログに書くだけなのだ。
さらに、今日作ったロケットストーブ。
途中、ミスったけど、なんとか完成して、石焼き芋焼き器で、ジャガイモと玉ねぎとナスを焼いてみた。
もともとは、紙ゴミの焼却のために焼却炉を作る予定だったが、どうやら法律で禁止となっている模様で、焼却炉は高温になるやつを買わないといけないとのこと。
それじゃあ、わざわざ紙ゴミを燃やす意味はない。
そこで、思い出したのがロケットストーブ。
小さな燃料で、高火力、ただし、耐久性はない。と言う代物。
材料を揃えて、作って、燃やして、まあまあうまくいった。
が、これもまた、共有する人はいない。
せっせと、FBにUPして、誰か遠くで共感してくれる人を探す。
こういう面白いことが目白押しなのに、誰ともこの面白さを共有してない。
昨日の、1.5kmの肝試しも、一人で黙々と肝試しでは、怖いばっかりで面白くはない。(もちろん、本来は肝試しではなく帰ってただけだけど)
たまに、同じように山暮らしの人のブログを見る。
今回のロケットストーブの制作も、山暮らしをしている人のブログを参考に制作した。
その人たちは、三人家族。
やっぱ、家族がいるといいよなぁ。
と、しみじみ思ってしまう。
もちろん、子供が、スズメバチに刺される危険性もある。
谷から落ちることも、チェーンソーや草刈機の犠牲になることもあるかもしれない。
それでも、なんでも、面白いこと、嫌なこと、辛いこと、悲しいこと、いろんなことを共有できるのはいいなと思う。
あーあ、こんなに面白いのにな。
誰か来ないかな?
最近、刀女子みたいなのが、マンガから火がついたのか多くなっているらしいけど、刀なんて振り回すこともなければ、場所もないでしょ。
でも、僕は、道端の草を、バッサ!バッサ!まるで、刀を振り回すように、カーブソーを振り回してるよ。
斜め上からシュッパッ!下から振り上げてシュッパッ!右から、左からシュパッ!シュパッ!
時には、ジャンプして、蔓を、正面からジュバッ!とやったりしているんだよね。
あーあ、面白いのになぁ。
あとは、これから秋には、ものすごい数の木を切るんだ。
この土地に、何本あるかわからないけど、軽く1万本以上ある。
全部切るわけじゃないけど、多分、この秋だけで数百本は切る予定。
しかし、一人じゃ大変なだけなので、誰か切りに来てくれないかと思う。
東京にいた時は、チェーンソーで、バッサバッサと木を切ってみたかったけど、今では、好きな時に、好きなだけ、好きなやつを切り放題なんだよね。
さらに、昨日届いたアイテムが、木登りグッズ。
もちろん、本格、林業用。
たっかい木がいっぱいあるので、ぐんぐん登ってみるんだ。
ちゃんと、落ちないようにするベルトもあるんだよ。
自分の足で、何十メートルも木を登るって、絶対に、普通に生きてて経験しない。
そんなことを、誰かと共有できたらなぁ。
と、思う今日このころなんです。
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