マクロ的に見ると、青い空ときれいな空気、雄大な自然に囲まれて、心癒される生活に見えるけど、ミクロで見ると、見える見える、小さな生き物たち。
ほとんどの虫は、特に害はなく、いろんな形をしていて、なかなか楽しいのだが、困る虫もいる。
初めは、スズメバチだった。
巨大なスズメバチは、その時、僕はオオスズメバチか女王蜂だと思ったが、あとで考えると、もし貸して、ビビっていて、大きく見えていたのではないか?
とも、思っていた。
最近では、スズメバチと言っても、正直、小さく見える。
たまに、ちょいと大きめのやつはいるけど、慣れてきたのか、大したことはない。
「やっぱり、最初に居たのも、本当は大した大きさじゃなかったのかなぁ?」と、思っていたら、昨日、出会いました。
やっぱり居た、オオスズメバチ!
デカイ!とにかくデカイ!最近見る奴らとは大違いの、半端ないデカさ。
測ってないので、何センチとは言えないが、5cm弱くらいかな。
最近の奴らは、ほんの2-2.5cmだから、全くスケールが違う。
やっぱり、最初に居た9匹も、オオスズメバチだったのだ。
じっと、観察していると、ゆっくりと、飛んでいるのだけど、こいつらは、どうやら木の上とか、軒先ではなく、土の中に巣を作るらしい。(先日来た、おばちゃんが教えてくれた)
なので、木の伐採や草刈りの時に、気づかずに刺激してしまわないように、注意しておかないといけないと教えてもらったのだ。
まだ、スズメバチとの戦いは、続きそうのだ。
とは言え、実は、最近、蜂は恐るるに足らない存在になっている。
それは、蜂攻略法を発見したのだ。はっはっは!
外にいる蜂をどうにかすることはできなのだが、家の中や、倉庫の中に入ってしまった蜂は、一網打尽にできる。
蜂が現れたら、家の扉を開けて中に入るのだが、その時、蜂も一緒に導き入れるように、扉を開けっ放しにしておく。
すると、スルスルと家の中に入ってくる。入ったら、ガチャ!扉を閉めて、掃除機を握る。
掃除機は、先端のT時の吸い込み口を外して、直管状態に。
蜂の習性なのか、明るいところに行こうとするので、必ず、窓の方へ向かう。
窓がなくても、電灯をつけておくと、電灯の方へ行く。
窓のあたりでウロウロしている蜂に、吸い込み口を向けていき、シュッポ!とGET
やたらと追いかけ回して刺されるといけないので、窓や電灯にくっつくのを待って、窓の蜂からやや離れたところに吸い込み口を当て、窓に軽くつけながら、素早くスライドさせていくと、かなり簡単にシュッポ!といくのだ。
これが出来るようになった時、これで、蜂が解決すれば、あとは大したことはないとたかをくくっていた。
しかし、現実世界もゲームと同じ。
そう簡単には、ゴールに向かわせてくれない。
次なる敵は、アブだった。
アブなど、蜂に比べれば、ただのハエだろ。
と、思っていたが、こいつらがヤバい。
もちろん、スズメバチのように病院送りにはならないが、蜂が不用意に刺さないのに対して、アブは、刺す(正確には噛む)行為が食事なのだから厄介だ。
蜂のように、自分の身が危険だから刺すのではなく、餌(人間とか)がいれば食いつく。
隙あらば食いつく、とにかくしつこくつきまとって食いつく、それも、正々堂々と正面から対するのではなく、ぐるぐると獲物の周囲を回りながら、目の届かない背中にガブリ!
そして、蜂よりも断然早い。
そこで、対策として、新たに導入したのが、ハッカ油を使ったハッカスプレー。
今日、早速作って使ってみた。
確かに、効き目はあるのかもしれない。
ブーン、と来たら、いつもなら、ぐるぐると周りを回るのに、来たと思ったら、スーとどこかに行ってしまう。
しかし、1、2時間経って、ぐっしょり汗をかいた後だと、いつものように、まとわりついてきた。
さらに、厄介なのが、ブヨ。
蜂とアブは、ブーンと言う羽の音で、近くに来たのがわかるが、ブヨは、ハエよりも小さく、動きも遅い。しかし、どこにいるのか気がつかないことが多い。
なので、知らないうちに、ガブリ!とやられることがある。
対策としては、常に足を露出しないこと。
半ズボンとか、ステテコとか、パンツ一丁なんて危険極まりない。
なので、風呂上りでも、モモヒキをはいて、靴下も履く。
そうすれば、とりあえず、ブヨの被害からは免れることができるハズ。
そんなわけで、正直、毎日がサバイバル。
戦争って、敵は、人間だけではなく、こうした虫たちや飢餓、病気、ゲリラなどなど、様々なものと戦わなければならないんだということが、ほんの少し、この山暮らしでわかったような気がする。
実際、気が休まる時というのが、まったくない。
朝、夕は、ヒグラシの大合唱。
早朝には、早速、蜂の訪問。
朝のシャワーで、アブに襲われ。
昼は、重労働。その間にも、アブがまとわりつく。
いつでも、どこでも、アブアブアブ。さらに、ブヨブヨブヨ。
夕方には、家に、蜂ハチハッチ。
夜は、虫たちが家の周りを取り囲む、壁や窓に衝
突してくるなどなど、毎日がぐったりな日々なのだ。
本当は。
まあ、まだ、ここに来て20日。
これから、いろんな経験を積み重ねて、山の(虫の)エキスパートになっちゃうよ。
P.S
虫の写真。撮れるけど、キモいのでやめとく。
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