話題の【羽田市場】で、海鮮いろいろ買ってみた

コロナで話題沸騰の羽田市場。
知らない人のために、簡単に説明すると、羽田空港の中に作られた海鮮を取扱うお店で、漁港のある現地から飛行機で羽田まで持ってきて、すぐに、お店などに出荷するという超新鮮魚貝配送を可能にしたお店。
コロナ前までは、店舗などの業者間取引がほとんどだったようなのだが、コロナの影響で、飲食店への販売がSTOPしてしまった。

しかし、魚は捕れる。
その捕れた魚たちを、借金してまで買い取って、急速冷凍。
いつか、使う時が来るという思いで買い取り続けたものの、コロナショックの長期化で、在庫はパンパンになり、一般向けにウェブサイトを開設。
お店用の高品質の魚介類を、低価格で販売し始めたところ、話題沸騰になったという訳である。

ってことで、どうせ冷凍なので、送料無料ラインの1万円まで買ってみた。

先日の『ガイアの夜明け』にも登場していた。
何やら、東京駅の中に回転寿司をOPENしたらしい。
飛行機だけでなく、新幹線や高速バスを使って現地から輸送しているとのこと。
朝、捕れたものが、昼には東京で食べられるというのは、革命的だ。

難しいことこそチャンス

当たり前のことだが、難しいことはやる人が少ない。
だから、当たり前だがチャンスである。

僕は、常々、人が賛成するようなことはダメだと思っている。
なので、アイデアを人に話して、10人中2人以上が賛成したら、それはやらない。
しかし、10人中賛成が多くても1人というようなアイデアは、当たる確率がかなり高いと考えている。

アイデアを聞いて賛成できるようなことなど、実際、誰でも出来るようなことでしかない。
しかし、イメージ出来ないようなことだったり、あまりにも困難だと思われるようなことには、賛成されない。
そんな、アイデアこそが、誰もがやらないことであるのだから、チャンスなのだ。

羽田市場も、そんな、現実離れしたお店の形態。

『羽田空港の中に、魚屋を作る』

確かに、空輸したら早いというのは誰でもわかること。
しかし、空輸すれば輸送費が高額になるし、第一、空港内に魚屋なんて出来るわけがないと考える。

だから、初めから「そんなことはできない」と思い、はじめの一歩すら踏み出さないのが一般的な考えだろう。
だが、羽田市場は実現している。
そして、話題沸騰である。売れに売れている。

サンマを七輪で焼いてみた

久々に、七輪を出してサンマを焼いてみた。
年々落ち込んでいる漁獲高に、今年はさらに拍車がかかり、昨年の1割しか捕れなかったとニュースでやっていた。
うなぎも、マグロも、サンマも、食べられなくなる時がやってくるかもしれないな。

サンマの時期だというのに、「特選」と「大型」という文句に惹かれて、安くもない値段で冷凍サンマを買った。
「きっとデカくて、美味しいのだろう」と、期待した。
焼きで、旨さを逃してはいけないと思い、久々に七輪を引っ張り出し、炭を起こしてサンマを焼いた。

で、結果は?

やっぱ、生サンマの方が断然うまい

いくら、高度な技術による瞬間冷凍とは言え、やっぱり冷凍感は否めない。
さらに、実際、大して大きくもない。
いわゆる『普通』の大きさだった。
ちょっと、騙された感も。

いつもなら、一匹100円程度のサンマ。
年々、価格は上がり、なかなか100円では買えなくなってきたけど、それでも、まだまだ庶民の味方である。

うなぎは、すでに超高級品となり、江戸時代には寿司は、屋台のラーメンと同じような食べ物だったのに、今の時代は、高級料理になってしまっている。
その代わりに回転寿司チェーンが台頭しているが、あれは、ハッキリ言って寿司ではない。

高額な代金を支払わなければ、今や本物は口に出来ない時代になってしまった。
自然栽培の野菜も高いしね。
僕は、自分で作るけど。

コロナショックで、世界は変わる。僕も、会社も。

コロナ倒産は、これからますます増える。
この10年ほど、呑気に生きてきた僕も、今回ばかりは、多大な影響がおよぶことになってきた。
世界は変わるが、僕も、会社も、変わる必要が出てきたのだ。

とは言え、何をどうするかは、さっぱり、なんにも思い浮かばない。
いや、正確には、いろんなことは思い浮かぶが、全身全霊、エネルギー全開で打ち込みたくなるような事案が思い浮かばないということだ。

写真をやり始めたのは、高校の時になんとなくであり、撮影を仕事にし始めたのも、単に面白そうだからだった。
スタジオ撮影を始めたのも「結婚披露宴のスピーチの時に、ジッと立って待っていなければならないことが嫌だったから」という理由が始まりだった。
結局、今まで、なんとなく始めて来たが、それでも、そこに、最大限のエネルギーを注ぎ、全身全霊、一所懸命にやって来た。

その経験からわかることは、誰もやらない難しいと思われることでも、自分の限界を超えてエネルギーを注ぎ続ければ、必ず未知の結果に到達できるということである。
僕は、なんとなくタラタラとルーティンをこなすのが嫌で、どうせやるなら、全開でやりたいのだ。
情熱を注ぎこめることがないのなら、何もやらないという選択をする。

ここから1年間をかけて、僕は探す。
誰もが「そんなことは出来ない」と考えていた、羽田空港の中に魚屋さんを作った羽田市場のように、僕も、誰もが出来ないと思うようなことにチャレンジする。
きっと、何かに、どこかへ、導かれるように始めるのだろうけど、一体、何がやってくるのだろうか?
楽しみである。

  • B!