カツオのたたき

四国というところには、結構、名産がある、、、と言っても、考えてみれば、どこの地域にもあるけど。
今は、本州と四国を繋ぐ橋が三本もかかって、島国という印象はないが、ほんの三十年ほど前までは、船でしか本州との行き来は出来なかったと思うと、れっきとした島国であったと伺える。

島というのは、海に隔てられていることで、頻繁に他との交流をせず、独自の文化が育つ。
もちろん、日本自体も島国なので、他国からすれば独自の文化が育ってきた。

さらに、その中でも、さらに小さな島々には、それぞれの文化が育つ。
四国と本州の間にあるしまなみの小さな島々も、それそれ島ごとに、違った特徴があるのも面白い。

この島国四国をみると、四国で生まれた文化が本州に渡ることはなく、島の中に留まり、本州の文化に飲み込まれることなく、今でも残り続けているものが目立つ。
有名なのは、香川の腰の強い讃岐うどんだが、土佐高知のカツオのたたきも負けてはいない。

うどんの文化は、香川にとどまらず、僕のいる愛媛でも同じように、腰の強いうどんが主流で負けずと美味いし、カツオのたたきの特徴である藁焼きは、愛媛でも当然のように行われている。
そう思うと、この四国が島国で、文化が広まっても、四国内だけで止まってきたということがよくわかる。

さて、僕も四国に来たときに、スーパーで売っているカツオのたたきでさえ、藁焼きで仕上げられているのを知って、「すげ〜な」と思ったが、うちの奥さんも、藁焼きのカツオのたたきがたいそう気に入ったようで、こっちに来るたびに、カツオのたたきを食べている。
昨日も、空港からほんの5分程度の場所にある、海鮮市場に寄って、カツオのたたきを買ってきた。

今までは、その場で定食を食べていたのだが、今回は、テイクアウトで持って帰り、家で食べることにした。
理由は、カツオのたたきは良いが、薬味がイマイチだったためである。

薬味には、塩、ネギ、ニンニク、レモンと付くが、特にニンニクに風味がない。
たぶん、中国産の安物であろう。

この店は、塩や醤油にはこだわっているし、海鮮全般に美味しいのだが、薬味までこだわり切れていないようなのだ。
そこで、家に戻って、自家製の自然栽培ニンニクでいただくことにしたのである。

カツオには、まったく生臭さがないので、ニンニクで消臭するとか、誤魔化すとかということは不要だが、せっかく生ニンニクを食べるのなら、しっかりとニンニクの風味や辛さを味わえる方が良い。

ということで、家で、たっぷりとカツオのたたきを味わった。
今年のお盆は、せっかく山に来ているのにもかかわらず、ALL RAIN DAYってことで、楽しみといえば食くらいになってしまっているのが残念なのだが、そのぶん、食にこだわって過ごすというのも悪くはない。

次は、完成した土窯でやるかどうかは未定だが、ピッツァを焼く!

  • B!