初、スシロー

久々にカレヤン(Porsche911)で出かけることにした。
しばらく洗車をしていなかったので、まず洗車。
ピカピカにして、出発した。

とはいえ、何か用事があるわけでもない。
とりあえず、芋けんぴを買いに、いつもの『芋屋金次郎』へ向かった。

昨日は、5月5日、子供の日である。
そして、祝日であり、ゴールデンウィークだ。

こんな時に、出かけたことなどないかもしれない。
なんせ、どこもかしこも混んでいて、こんな日は、家にいるのが一番なのである。

しかし、今年は、ちょいと様子が違う。
なんてったって、非常事態宣言中だ。

実際、車は少ない。
走りやすい。
市街地へ向かう国道でも快適である。

で、芋屋金次郎に到着。


おー、めっちゃ混んでる。
駐車場は、ほぼ満車。
外には、お客がいっぱい。
どうやら、みんな、ソフトクリームを食べているようだ。

店内に入ると、何組かレジに並んでる。
手にしているものを見ると、なんだかお土産っぽいものを買っている人が多い。
外出自粛要請中だが、やっぱり、実家に行ったりするんだろう。

僕は、いつもの『特選芋けんぴ』を買う。
ついでに、やっぱり、ソフトクリームも。

次に向かったのは『マルサンパントリー』
パンの材料を売っているお店である。

まだ、2回分ほどの強力粉が残っているが、どうも5月11日に地震が来るとか言われているので、たぶん来ないとは思うけど、念のために、買っておくことにした。

どうも、今回のコロナ騒動で、パンを自宅で焼く人が増えたらしい。
で、パンの材料である、小麦粉やバターが品薄状態のこと。
と言っても、一時期のトイレットペーパー騒動ほどではなく、ちゃんと店頭には、小麦粉もバターもあった。

さて、他に行くところもないので、帰り道を走っていたのだが、目に入って来たのが『スシロー』の看板。

実は、スシローって一度も入ったことがない。

ずーっと昔「回転寿司といえばスシローだ」ということを誰かに聞いたことがあった。
その店名、スシローというのを忘れて、なんか別の回転寿司に入って、大失敗したことがあった。

その回転寿司チェーンで、あん肝を頼んだのだが、どう見てもあん肝じゃないものが出て来た。
“あん肝もどき”ってやつである。

「来るお客など、どうせ、本物のあん肝を食べたことがなんだから “もどき” 出しときゃいいんだよ」という考えなのだろうか?

まあ、とにかくまずい。さらに、偽物のオンパレードだった。

それが、スシローは違うのか?
と、思い、一度行ってみたいと思っていたのだが、いつでも、駐車場は満車。
店内も混んでいるんだろうなぁ、そう思いながら、何年もが経過した。

しかし、現在、外食産業は壊滅状態。
そんな中、スシローの前を通ると、駐車場はガラ空き。
そして「お持ち帰りできます」というのぼりが立っている。

「おっしゃ!初、スシロー行ってみよー!」
ってことで、駐車場にINした。

初めは、持ち帰りを選ぶつもりだったが、待ち時間が25分だというので、食べていくことにした。

最近の回転寿司チェーン定番の、ディスプレイ上で注文するスタイル。
以前、地元で頼まれた仕事の手伝いをした際に、最近の回転寿司へ入って、回転寿司のやり方を体験していたので、今回は、ちゃんとできた。

注文してしばらくすると、コンベアに乗って運ばれて来た。

「んっ?こりゃ、また、まずそうだな」

というのが、第一印象。
パッと見、パサパサな感じがする。

で、食べてみると、なんだか、味がなくて水っぽい。
冷凍焼けしてないか?コレ

さらに、回転寿司定番のシャリ製造機で作られたシャリは、わかりやすく言って、子供のおもちゃの型で作ったかのよう。

【お寿司作りキット】

というような子供のおもちゃで作ったレベルの寿司だ。
というか、寿司とはいえないだろこれは。

コロナ騒動で、通常とは違う部分があるのかもしれないが、回転寿司ナンバー1とか言っても、所詮は、回転寿司チェーンなのか。

これ、本マグロって書いてあったけど・・・

ほぼ回転していないが、僕が、ちょいちょい行っていた千葉にある『銚子丸』は、寿司チェーン(千葉を中心に数店舗)とはいえ、ちゃんとした握り寿司を出してくれる。
さらに、値段も手頃。

もちろん、回転寿司チェーンの値段よりかは高いけど、しかし、この回転寿司チェーンのレベルは、ひどい。
この内容に、いつもお客さんがいっぱいになり、そして、安く見えても、どう考えても高い寿司もどきに、結構な金額を支払うなんて、僕にはとても考えられなかった。

それに、完全に、添加物・保存料満載!

三巻食べたところで、定番の頭痛に見舞われたので間違いない。

僕は、結構、スーパーの寿司が好きで、チョコチョコ買うが、スーパーの寿司の方が100倍マシである。
どうみても、ボッタクリにしか感じられない。

回転寿司チェーンが好きな人って結構多いようだが、あれを子供に「これが寿司」だと言って食べさせるのは、正直って罪だ。

あれは、寿司ではない。

回転寿司チェーンへ行くのなら、スーパーの寿司を食べさせてあげる方が遥かにいい。
もちろん、成分表示を見て、添加物や保存料が入っていないものを選んで。

と、言うわけで、こう言うネガティブな記事は、極力書かないようにしているのだが、スシローには、ちょっとだけ期待していただけあって、あまりにも残念すぎたので書いてしまった。

それに、あれを寿司だと勘違いしている人々に「あれは寿司ではない!」と伝えるためにも書いてみた。
寿司とは、長四角の小さなご飯の上に魚の切り身を乗せたと言うものではない。
まともな寿司屋に行けなければ、家で作った方が100倍うまい寿司が作れるぞ。

スシロー店内。ガラガラだが、誰もいないわけではない、少しはお客さんがいる
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