たらの芽と蜂の子と窯焼きピッツァ

昨日、イチローさんの家のまえを通ると、何やら音が聞こえてきた。

「ウィーン、ウィーン・・・」

おっ、居るな。そう思って覗いてみると、何やら今度は陶芸を始めたらしく、手作りのロクロを回していた。その後、田んぼの耕作を終えたBOSSが顔を出す。

イチローさんの畑には、栽培用のタラが植えてあり、たらの芽がたくさん出ていた。

くれるというので、みんなでポキポキ折りに行ったのだが、なんせ、量が多い。

一番うまいのは天ぷらだというのだが、一人で、これほど多くのたらの芽を食べられない。

<写真写ってるたらの芽は一部だよ。もっと大量にあったのだ>

そこで「ここでやりましょうよー」と僕。

イチローさんの家の隣は、作業場兼宴会場になっているのだ。

さらに、奥には、これまた手作りのピザ窯が鎮座している。

「ピザも食いてー」と、さらに僕。

<バリバリ本格的なピザ窯である。僕もいつか作るのだ>

渋るイチローさんに、BOSSが押す。

やはり、僕は押しができない。

そんな時に、BOSSは、何度でも押してくれるので助かる。

ということで、そこに蜂の子が加わり、たらの芽と蜂の子と窯焼きピッツァで宴会が始まった。

蜂の子が焼かれているのは、鉄板ではない。

「陶板」である。

焼き物ってことだね。

これがまた、いい感じによく焼ける。

ピッツァが出来上がったよ。

生地から手作りなのも凄い。

昨日は、たらの芽も、蜂の子も、ピッツァも食べ過ぎるくらい食べすぎた。

でも、野菜が多かったのがよかったな。

それにもう一つよかったこと。

いつも、おごってもらってばかりだったが、この日は、材料の買い出しに僕が行ってきた。

ビール代はBOSSが出したが、材料費は僕が出せた。

少しでも、GIVEできたことがよかったのだ。

昔から、割り勘なるものが嫌いだったので、おごるか、おごられるかのどちらかだったが、この地では、ほとんどいつもおごられる側だった。

そのうち、山で採れたいろいろな恵みでみんなにおごりたい。

お金を使えば簡単なことなのだが、極限までお金を使わないようにしていけたら最高である。

なんせ、お金を介在させることは、半分、お上に吸い取れることになるのだから、三千円のものは、六千円と同じ。便利な反面、大きな損失なのだ。

自給自足でなくても、小さなコミュニティーで、それぞれが、それぞれの収穫したものを提供すれば、物々交換が成立する。

そこに、お金を介在させれば、お上に吸い取られ、手元には半分しか残らないが、物々交換や地域通貨にすれば、価値が目減りすることはないのだ。

狭い地域だけに限定された、暗号通貨(仮想通貨)が出来てもいいかもしれないな?

暗号通貨にすれば、地域通貨のような紙を刷ったりする必要はないし。

SuicaやEdyのようなカードを発行して個人認証を行えば使えるようにすれば、キャッシュレスでの買い物が出来る。

それを、小さな地域単位で行うようにすれば、もしかして便利かもしれないが・・・まあ、いいか。


via Mark な 人生



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