カレヤンが帰ってきた。やっぱりポルシェは凄い。

昨日、カレヤンの修理が終わり、ポルシェセンター四国中央まで受け取りに行った。

片道64kmの道のりを、まずは代車のフォルクスワーゲン パサートで走る。

さすがドイツ車と言える安定感で、快適に高速走行をこなす。

ふっ、とハンドルの左下を見ると、クルーズコントロールが付いているではないか。

(クルーズコントロールとは、アクセルを踏まずに一定の速度で走行するシステム)

早速セットする。

常に、スピードメータを気にしないでも、上りでも下りでも速度は一定なので楽チンだ。

しかし、その分、運転に対して注意力が低下する。

<クルーズコントロールのスイッチだよ>

<デジタルで、100km/hに設定されていることが表示されているよ>

クルーズコントロールだけなので、注意力の低下はアクセルに対してだけなので、大したことはないが、自動ブレーキシステムや減速システムが搭載された車では、ブレーキにも注意を払わなくなりそうだ。さらに、車線感知システムを搭載していれば、ハンドルも気にせず、手を添えているだけでいい。

そして、自動運転の世界へ突入する。

こうなれば、当然「運転」ということ自体がいらなくなるのだからすごい。

電車やバスと同じだ。

そんなことを思いながらポルシェセンターに到着して、久々にカレヤンと再開した。

電動コンバーチブルトップの左右のシリンダーを変更完了し、油圧ポンプはオーバーホールしてあるので、これで、何年かは大丈夫だろと思われる。

カレヤンは、2000年の車なので、18年落ち。せめて、25年落ちになるまでは乗りたいので、あと7年は頑張ってもらいたいところ。

何故、25年なのかというと、車は、25年経過すると価値がググッと上がる傾向にあるのだ。はっはっは。

さて、カレヤンに乗りこみ、屋根を開け走り出す。

それまで乗っていたVWパサートとはまるで違う。

シートは、バケットで体をぐっと包み込み、ハンドルは、手を自然に上げた位置にあり、握った状態も手の中にすっぽりフィットする。

これほどまでに、違うものなのか?と、改めて実感した。

そうは言っても、僕はカレヤン一台だけを持っているのではなく、普段は、Jくん(軽バン)に乗っているのだから、違いは常に感じているだろう?と思われると思うが、なぜ、今更かというと。

VWパサートがかなり快適だったからである。

Jくんは、決して快適ではない。

あれは、あれで、初めから車ではあるが、Jくんに快適性や運動性能は求めてはいない。

VWパサートで、昔ちょろっと乗せてもらったベンツSクラスの快適性の高さを思い出していた。

Sクラスの後部座席は、まさに部屋のようで、一切の外界から遮断されている感覚を覚えた。

パサートでは、運転席にしか乗っていないが、セダンの良さを実感していたのだ。

しかし、カレヤンに乗り込みアクセルを踏むと「セダンいいんじゃない論」は、一気に吹き飛んだ。

確かに、助手席や後部座席はいい。しかし、運転席では、カレヤンとは雲泥の差だ。

車と一体化して、自分の手足が車と同化した感覚になる。

セダンでは、それはありえない。

まさに、ガンダムなどの人型ロボットを自在に操るような感覚だ。

いつもは、高速といえば、少々飛ばして走るのだが、今回は、ゆっくりとカレヤンとの一体化を味わいたくて、ゆっくりと走って帰ってきた。

改めて、ポルシェという車の凄さを肌で感じた出来事だった。


via Mark な 人生



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