毎度おなじみの「ししカレー」(猪カレー)
前回、肉の表面を直火で炙り、そのあとカットして、全面を南部鉄器のフライパンで焼き、そして、ワインで煮込んだ。
これが、なかなかイケた。
今回は、ロケットストーブを使って直火炙りをやったが、その後、カットして焼かなかった。
さらに、ワインがなかったので水で煮た。
・・・若干失敗である。
やはり、フライパンで全面をきっちり焼いて、焦げ目を付けた方が、断然肉が美味くなる。
生の状態で煮込むのは、どうにもよくない。
さらに、ワインが無いからって水で煮たのはダメだった。
前回、ワインの風味が強すぎたので、水でいいかと思ったけど、やっぱ、水だけじゃダメだ。
ニンニクと生姜で、臭みは全くなく、ニンニクパウダーと結構な量のスパイスミックス、醤油、創味のつゆ、ヒマラヤ岩塩、白だしなんかを入れてみた。
味は悪く無い。
しかし、もう一つ何かが足りない感じがする。
いつもは、ソースを入れるが、ソースも切れていた。
はちみつ?りんご?
前回は、入れたのに、今回は入れなかったのだ。
それは、前回、甘みも強過ぎたことにある。
リンゴくらいは、甘みと酸味があるので、入れたほうがよかったかもしれない。
前回、上手くいったので、今回も余裕だろうとたかをくくってしまった。
きっちりと、材料、調味料を揃えてからやるべきだったのだ。
それに、今回は、肉を入れすぎ。
鍋から、飛び出ててるし。
もう、こうなるとキモい。
カレーというか、肉のスパイス煮込みみたいな感じになってる。
出来上がった後も、肉々しくて、正直、うまくいってない感が満載だった。
実は、僕の悪い癖なのだが、いつも、初回やうまくいっていない時には、それなり、慎重に事を運ぶのだが、一回うまくいくとたかをくくってしまい「今回も、余裕でうまくいくだろう」と思い、手を抜いてしまうのである。
そんな事を、思い出す限りでも、30年以上やっているような気がする。
常に、もっと良くしよう!という気概で臨まなければイカンなぁ・・・