タケノコとヨモギ

昨日、今日と砥部焼き祭りだった。
行こうと思いながらも、すっかり記憶の外に追いやられ、気が付いた時には終わっていた。
それでも、砥部焼き祭りと連動して、各窯元でもセールをやるようになっているらしく、集落に降りた際、ちょいと知り合いの窯元へ寄ってみた。

今年は、タケノコが不作らしいのだが、それでも、それなりに採れているようで、カゴにいっぱいに入ったタケノコを売っていた。
「タケノコどう?」と言われるが、実は、タケノコのアク抜きとか、今までやったのは、確か1回だけ。
都会に住んでいると、採れたてのタケノコはもちろん、米ぬかを手に入れるだけでも一苦労だったのだ。

さらに、大体デカイ。
お一人様なんで、そんなに食えないし。

ってことで、大概、タケノコはお断りするのだけど「ちっこいのもあるから、持ってけば」と言われ、オズオズともらってきたのだ。本当は、売りもんだったのだけどね。

ってことで、タケノコのアク抜きをネットで調べてやってみる。
米ぬかは、冷蔵庫にあったが、タケノコとセットになって入っていたので、そいつを使う。

タケノコのアク抜きって、えっらい時間がかかるんだな。
小さいので1時間半、でかいので2時間だってさ。

その間に、風呂を焚いて、さらに時間があったので、そこらへんでヨモギを取ることにした。
よもぎ餅は好きなんだけど、ヨモギをどうやって使ったらいいのかわからなかったので、いつも素通りしていたのだが、先日、不動産屋さんのおばちゃんが草刈りに来てくれた時に、ヨモギの調理法と保存法を聞いたので、やってみることにしたのだ。

ブチブチとヨモギを摘んで、袋に詰め込んでいく。
袋に、まあまあいっぱいになって終了。

おばちゃんに教わったように、さっと湯がいて、冷水に。軽く絞って、ラップに包んで冷凍するだけ。
湯がいたお湯の匂いを嗅ぐと「おー」ヨモギのなんとも言えない香りが・・・このお湯を何かに使いたい!と、思ったけど、使い道がまったく思い浮かばず捨ててしまうことに。・・・未練が残るが。また、採ったらいいだけなんだな。

さて、冷凍ヨモギは、使う時にザクザクと細かく切って入れるだけ。
おばちゃんオススメは、ホットケーキだそうだ。
ヨモギホットケーキ?一体どんな味なんだろう?
今度、やってみることにする。

袋いっぱいに採ったヨモギだが、湯がいてしまうと、ほんのちょっとになった。
1回分ごとにラップで包んで、たったの5回分。
おばちゃんは、1年分を春に収穫して冷凍しておくって言うんだから、ものすごい量を採るってことなんだろうな。

ってことで、僕も、ちょっとずつ田舎の技を身につけて来たぞい。

  • B!