アルファロメオ 8C Competizioneの撮影

久々に車の撮影をやってきました。
専門は、「人」ですので、本来は分野外ですが、
まあ、好きなんで。。。

結構な男達が、車好き、カメラ好き、女好きですが、
この3つには、たぶん共通している点があるのだと思います。

車を撮影するに当たって重要な要素の一つに、
「ライン」があります。
車を選ぶときも、ラインを重視して買う人は多いでしょう。

特にイタリア車やイギリス車は、
デザインの段階で、ラインを重視しています。

この「ライン」は、曲線と直線の組み合わせですが、
これが女性と共通している点でしょう。

今回撮影したアルファロメオ 8C Competizioneも、イタリア車。
全体的に丸みを帯びていて、ライトやテールもまん丸ですが、
サイドから見た、ボンネットから後ろに伸びていくラインは、
美しい直線でデザインされ、ヒップに向かうところで大きくカーブさせています。

イタリア車は、良く女性に例えられますが、
まさに、このラインによるところが大きいでしょうね。

車雑誌では、エンジンの排気量が云々、最高速度が、100mを何秒で走るとか、
ワインディングのインプレッションは・・・なんていうのが良く書かれていますが、
一般人には、まったくどうでも良いことばかりです。

それよりも、カッコイイかそうでないか、
そいつは、僕たちにどんな夢を見させてくれるのか?
どんな快感を与えてくれるのか?
そんなことのほうがよっぽど重要です。

さて、車も人も撮影のスタートは夜明け前がBESTです。
朝6時、青山銀杏並木からスタートです。
濃紺の空に、黄色いボディーが映えます。

次に向かうのは、赤坂迎賓館前。
やはり、ヨーロッパ車だけあって、
迎賓館のヨーロッパっぽい雰囲気が似合います。

車は、ヒップも非常に重要です。
特にスポーツカーの場合。
走っているときは、前よりも後ろを良く見られます。
逆に前なんて、バックミラーでしか見られませんから、
バックスタイルは、非常に重要ですね。

8Cのバックスタイルは、
スーパースポーツらしくない、
ホヨッ!?とした、とぼけた感じに見えます。

そして、六本木ヒルズを通って、お台場へ。

お台場は、車が少なくてとっても撮りやすいです。

上から見るとこんな感じ。

暗がりに浮かぶ感じがいいですね。
実際には、もっと明るい黄色ですが、
コントラストを強くしてあげると、ゴールドっぽく輝きます。

羽田空港にもやってきました。
飛行機がすぐ上を飛ぶ予定でしたが・・・残念。

帰りに、東京タワーをバックにして終了です。

掲載しているのは、車ばっかりですが、
実際には、2割くらいオーナーがかっこよく写っています。

この後、この8Cはドナドナ(売却)されたようです。

結構、車を売ってしまうので、撮影して欲しいという依頼があります。
そんな方がいましたら、ぜひ、声を掛けて下さいね。

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