ピュリッツァー賞やトニー賞を受賞した舞台劇『プルーフ/証明』の映画化したものらしいが、
僕には、少し退屈に思えてしまった。
きっと、舞台だからこそのおもしろさ、凄さがあったのではないかと思うが・・・。
でも、賞を取った映画でおもしろいと思ったものは少ないけど。
それはさておき、映画の中での台詞で、目に止まったものがあったので書こうと思う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
不安を口にするのはいい兆候だ。
イカれた人間は、そんな不安を口にしない
他のことで頭がいっぱいだ
本当にイカれてたら自問できない
疑問すら持たない
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以前、精神科医のお客さんが来たときに、
会った瞬間にこう聞いた「僕は精神病かもしれない」と。
すると彼は即答でこう答えた「違いますよ」
「えっ、なぜなにも話をしてないのに分かるんですか?」と聞くと、
「精神病の人は、自分を精神病だとは思ってないですから。絶対そんなこと言いません」
同じ事が映画の中で出てきたので、ちょっと目に止まった。
人間というのは奥深くておもしろいものだ。
イカれているのは、正常だと思っている自分たちかもしれないとはね。
「あなたはイカれていますか?」