10日間での感想は「意外とヤギもいい」である。
当初の考えとしては、”山暮らしにおいて何か役にたつ動物を飼う” と言う考えのもと、まずは、草を食べて除草に役立つヤギを飼うことにしたのだ。
ところが、いざ飼ってみると、リードを繋がなくても、チョコチョコと後をついてくるし、やたら人懐っこく、
まるで、犬である。
犬と違って良い点としてNO.1が、
基本、餌がいらない
そこら辺の草を食べるし、木の葉も食べる。
枯れていてもいいので、夏の間に木の枝を切っておいて、冬の食料にすれば事足りそうだし、もしかしたら、普通に落ちている落ち葉を食べたり、立ち枯れしている草を食べるようなら、手間は全くかからない。
考えてみれば、自然界で生きていて、もっと厳しい環境においても生き延びているのだから、ご親切に人間が手を下さなくとも、山で生き延びられるだけの生命力はあるのだろう。
逆に、人間の手が、大きなお世話ということもある。
そして、吠えない。
まあ、僕が以前飼っていたシーズーのさくちゃんも、本当に重要な時にしか吠えなかったので、一概に”犬よりも”と言う言い方は出来ないが、メェ〜メェ〜と言うだけで、うるさくないのがいい。
ただし、本気で
メェ〜、メェ〜〜〜〜
と叫ぶように鳴くと、意外とうるさいが、それも子供のうちだけだろうと思われる。
そして、
うんこがコロコロ
と言うのも、良いポイントなのだが、所構わずというのが困るところ。
そこらへんは、うまいこと改善していかなければいけないポイントである。
人に聞くと、
オスは臭い
らしい。
今は、まだ子供なので良いのだが、そのうち臭くなるらしい。
去勢すれば、臭いは薄くなるようだが、去勢はしない。
まあ、男の体臭ってことなのだろうが、そこら辺は、
モテる男は、爽やかな香り
ということを教え込むつもりである。
昨夜は、夜、放し飼いのままにしてみた。
すると、勝手に小屋の中に帰っていって寝ていた。
そして、今朝は、勝手に扉を押して小屋から出てきた。
そんな風にして、徐々に、
お互いに、ストレスフリー状態
を作っていくのだ。
ヤギのOPERAとの共同生活は、まだ始まったばかりだが、すでに、もう随分と長く一緒にいるように溶け込んでいる。
これから、OPERAも大人になっていくのだが、僕としては、
完全に、男前
になるように、仕込んでいくつもりである。