最後の手段、ビリビリ電気柵

OPERAくんの行動を制御するためには、リードでつなぐという方法があるが、リードの場合、いろんなところに絡まってしまい、身動きが取れなくなってしまうことがある。
現に、一度、出かけている最中に、ぐちゃぐちゃに絡まってしまい、一歩も動けいない状態になっていたことがあった。
その状態で、2、3時間過ごしていた模様。

あまりにも、腹が減り過ぎていたらしく、解き放った瞬間に、そこら辺の草を貪るように食べ始めた。
OPERAには、かわいそうな出来事だったけど、僕としては、正直笑えた。
とは言え、出かけている間に絡まってしまうのは、命にも関わる。

それ以外では、網を張ったり、怒ってみたり、追いかけてお尻ペンペンしてみたり、懸命に話しかけてみたり、色々とやったがすべてダメだった。
で、結局、電気柵をやることにした。

電気柵が有効だってことは、OPERAが生まれたところで聞いたのだけど、電気柵をやるとなると、一定の範囲を囲うことになる。
どんなに目一杯広くしたとしても、山全体を覆うことは出来ない。
そうなると、せっかくの広大な土地は、何の意味も持たない。

あーあ、OPERAがもう少しお利口さんだったらな。
僕の要望は、居住区域で、おしっこやうんこをしないでもらいたかっただけなのだけど。
居住区域など、ほんの数十坪でしかない。
その範囲を守るために、OPERAの行動範囲を、どこまでも自由にいけるほどの広大な範囲から、数十坪に限定し、電気柵で囲ってしまわなければならないとは、実に、もったいない話なのだ。

この電気柵、細いアルミ線を張ってあるだけなので、ビリビリを一瞬我慢して突破してしまえばなんてことはないのだが、OPERAはもちろん、イノシシなども、警戒しながら、そっと近づいて「ビリッ!」となって、それからは、ビビって近づくことがなくなるようなのだ。

たった、2、3本の細い線があるだけなのに、そこから先に進めないなんて、じっと見ていると、本当に不思議な光景なのだ。
「銀色の線はビリビリするもの」ということを覚えるのだから、砂利の上では、おしっことうんこをしてはいけないということも覚えればいいのなぁ。

-ANIMAL:動物

© 2024 Mark's LIFE