原木しいたけ栽培始めるゾ(2)

11月に倒したクヌギを、カットして、穴を開けて、菌を埋め込んで、仮伏せというやつをやった。

まあまあ、手間がかかるが、初めてやることは、なんでも楽しい。
しいたけの菌は、森林組合で売っているいうのを聞いたが、ネットで原木しいたけ栽培について調べていたら、細かい説明付きで売っていたので、そのままポチッとして買ってしまった。

まっ、いっか

こういうのは、地元で買っておかば、何かと便利かもしれないと思ったのだが、ついついネットでポチってしまった。
これは、悪い癖かもしれない。

しかし、原木栽培をするにあたっての細かい説明書が付いていたし、一緒に、菌を埋めこむための穴あけ用ビットも買ったので、ぴったりフィットで楽々出来たのはよかった。

多分だけど、森林組合で買っていたら、聞けば教えてくれるかもしれないが、細かい説明書などは付いてはいなかっただろうし、ドリルビットも売っていたかどうか?
そうした点では、ネットで初心者用のものを買うというのは、間違ってはいない選択だっただろう。

しいたけ菌は、木のダボに染み込んでいる状態で売られていて、このダボをクヌギやコナラなどに埋め込んでいく。
で、木全体にしいたけ菌が増殖していけば、3年後にはしいたけが出来るという仕組みだ。

しいたけ栽培は、コスパいいかも

しいたけの菌、今回買ったものは800個のダボが入っていて、税込3,728円
1個約5円ってところ。
これを、直径10cm長さ90cmの原木に、40個埋め込む。
すると、原木一本当たりのコストは、200円である。

原木一本から、しいたけが何個できるのかは、正確には知らないけど、原木しいたけって大体1つ50円くらいで売っている。
それを考えると、1本の原木に4つ出来たらペイできる計算になる。

いくらなんでも、原木1本あたり、しいたけ4つ以下ってことはないだろう。
しいたけは、木が朽ちていくまで出続けるので、それなりに採れるはず。
そう思うと、なかなかコスパがいいかもしれない。

ただ、考えてみると、僕の場合は、クヌギがタダだ。
しかし、原木自体も買うとなると、その分のコストが加算される。
ちなみに、原木は、軽トラ一杯で1万円だそうだ。
まあ、高いのか、安いのか、軽トラ一杯ってどんなものなのか、さっぱりわからないけど。

野菜栽培のコスパってどうなのか?

ついでに、野菜の栽培についてのコスパも考えてみた。
まずは、種から成るか、苗を買ってくるかによって大きく違う。
種なら、まあ、言ってしまえばタダみたいなものだが、苗は、1つ100円、200円する。

今年の夏は、苗をいくつか買って育ててみたが、まともに実を付け続けたのは、『有機栽培で育てたトマト苗』だけだった。
“有機栽培で” と謳っているくらいだから、一般的には、化学肥料で苗を育てているのだろう。
僕は、化学肥料を使わないから有機栽培ってことなので、化学肥料で育てられた苗では、栄養素が足りず結局は、実をつけるまで頑張れなかったと思われる。
その点、初めから有機栽培で育てられたトマトの苗は、栄養が少ない僕のところの畑でも、十分に実をつけることが出来たというわけだ。

ってことは、結局、有機栽培にこだわり続ける限り、普通の苗では育たないってことがわかり、種から育てていくしかないという結論に達したのだ。

コスパの話に戻ると、一般的には、肥料を買って育てているため、収穫量は多くはなるが、その分コストは増している。
僕の場合は、有機肥料の元は、自分のうんこと残飯でしかない。
なので、種代しか基本はかからないが、もしも、育ちが悪いようなら、実はハウスを建てちゃおうかとも思っているのである。
それをすれば、当然、コストは増大する。

そう考えると、野菜の栽培も、決して安くできるわけではない。
それと比べると、しいたけは良さそうである。

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