OPERA GARDEN 一瞬で無意味に

先日からやっている道作り。
転がっている木々たちを、ジャガくん(林内作業車)で、ズルズルと引っ張り出し、シダが、ボーボーに生えている場所を、クボちゃん(ユンボ)でガツガツと剥ぎ取り、切り株をズボズボと引っこ抜いて道を作ってきた。

今日は、午後から、イーサンが来て、クボちゃんでの道作りを手伝ってもらった。
僕はと言うと、早速「OPERA GARDEN」の囲い、つーか、電気柵のアルミ線を張り巡らす作業を行った。

そこらへんに転がっている細いヒノキを削って杭を作り、適当な場所に打ち込んで、碍子をつけて、アルミ線を張り巡らせていった。

そして、完成!

OPERAは、上の方で草を食べている。
しばらく見ていたら、下に降りてきた。
いよいよ、アルミ線に近づいてくる。
ちゃんと「ここが境界線だよ!」と、わかるように、電気のスイッチもONになっているから、触れたらビリビリだ。

OPERAもアルミ線に気が付いたのか、アルミ線に沿って奥へ移動していく。
きっと、アルミ線の切れ目を探しているのだろう。
しかし、アルミ線の端っこは、崖に繋がっていて通ることは出来ないのさ。フッフッフ。

すると、OPERA。
崖をササッと登り、崖の上を移動。
アルミ線の外側になる場所までくると、2m以上ある崖をサラリと降りて、外に出てしまった・・・

な、な、なんてこった。

OPERA GARDEN完成後、ほんの数分で無意味と化した。
やっぱ、ヤギはスゲーよ。
身体能力が半端ねーよ。
ほぼ、90度の崖を登ったり、降りたり、サラリとやっちゃうんだから。参った。

それでも、実は、ヤギの行動を、まったく制御できない訳ではないことに気が付いてきた。
こちらが「制御してやる〜」と思ってやることは、サラリとかわしてしまうのだが、「お願いしたいのよ〜」と思っていることは、実は、意外にも聞き入れてくれている部分があると言うことなのだ。

例えば、テラスや石の上、砂利でうんこして欲しくないのだ〜と思って、何度も言って聞かせたり、若干、悲しくて困った表情をしながら、うんこの処理をしているところを見せたりすると、今では、テラスや石の上では完全にせず、若干、砂利でしちゃうかなぁ程度に変わった。

さらに、作業場に巻き散らかったうんこを掃除して、少し、柵を施しただけで、入るのを遠慮するようになっていた。

OPERAは、ちゃんと僕の気持ちというものが理解できているようなのだ。
僕は、ほぼ、毎日こう言う「OPERA、君のことは好きだが、うんことおしっこだけは困るのだ。木、石、砂利の上はダメだよ。土の上でしないと」と。

僕は、信じている。
聞き入れるかどうかはOPERA次第だが「きっと、通じている」と。


P.S
動画ができましたー!

-ANIMAL:動物, LOAD:道, MOUNTAIN LIFE:山暮らし

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