最後の難関「巨石地獄」突破!

山道の整備のため、セブン(7トンユンボ)で山に入ってから、結構な日数が経った。
西日本豪雨で崩れ落ち、幅が軽自動車がやっと通れる程度しか残っていなかった道を、山側をギリギリに削って、幅2230mmの車幅のあるセブンで通れるようにしてから、山に入った。

第一関門は、第一のカーブだった。
どのカーブもそうなのだが、回転するにはかなりきついRで、カーブを抜けた先が急勾配という悪条件だったため、以前、4WDの軽トラでチャレンジした際、この第一カーブで断念した。
そこで、Rを大きく取り、急勾配の坂を勢いよく登って行けるようにした。

第二関門は、第一カーブを抜けた後の、急勾配の坂である。
勾配約40%が30mほど続く。
今までは、水によって掘られてしまっていたため、まともに走ることができなかったのだが、道自体をフラットにして、山側を削り、少し幅を広げた。

40%の急勾配

第三関門は、第二カーブ。
ここから、岩盤の上を走る。
下が岩盤のため、ツルツルと滑ってしまう。
今までは、Rが小さく、カーブの抜けが急勾配、さらに、下が岩盤でツルツルという状態だったものを、こちらも、第一カーブ同様にRを広げ、カーブしている場所を極力平らにして、カーブの抜けに向けて、直線的に、勢いをつけて登れるようにした。
ただ、岩盤は、ブレーカーという機械がないと砕けないので、そこがなかなか厳しいところ。

第二カーブ、かなり削った

第四関門は、第三カーブ。
第二カーブからすぐに、第三カーブに突入する。
この第三カーブが、最も厄介なカーブで、最もRが小さく、さらに、全周ガケになっていて広げられない。
カーブの抜けは、岩盤が立ち塞がり、こちらも広げることができない。
さらに、最も勾配がきつい。
最悪の条件を、少しでも緩和すべく、なんとか、削れるところを削り、厳しいが通れるようにした。
ただ、たぶん、軽トラでは抜けられない気がする。

カーブを抜けると岩盤の岩肌が待ち受ける

第五関門は、湧水によって、土が流され、石だけになってしまっている坂。
さらに、下が岩盤のため、削ることも出来ず、水によって常にツルツルの状態になってしまっている難所である。
二台のジムニーにチャレンジしてもらったことがあるが、一台は第三カーブで、もう一台が、この湧水の坂で断念した。

湧水地獄

ここは、セブンでも、かなり厳しかった。
そのため、キャタピラに付けていた、ゴムパッドを外し、鉄のキャタピラでなんとかクリアしていった。
本来であれば、湧水の場所を掘って溝を作り、さらに、所々に溝を切って、排水するという方法がいいのだが、壁も下も岩盤に覆われているため、まったく掘ることができない。
苦肉の策で、道の中央に溝をつけたが、山側はどうしても水が染みてしまうため、車で上がるには、片輪が水の染みたグチュグチュの道を走らなければならない。
そのため、ここも、難所のままなのである。

第六関門、今回は、ここをクリアした。
この場所は、セットバック(カーブではなく、広い場所で切り返して180度反転して登っていく)するようになっているのだが、折り返す二本の道の幅が狭く、上から土が落ちてしまっていて、さらに、道幅を狭くしていた。
もちろん、2230mmのセブンは、全く通れない。
そのため、山側を削るのだが、岩盤ではないにしても、とにかく、岩・岩・岩だらけなのだ。
セブンで掘れる程度の石ならいいのだが、とんでもない巨石がゴロゴロとしている。
その一つ一つを掘り出すのに、非常に手間がかかった。

巨石地獄

林業機械を扱う会社の社長さんと話していた時、僕は「7トンは大きすぎたかもしれない」と話すと「いやいや、これくらいは欲しかったですよ」「みんな(林業従事者のみなさま)結局、でっかいのになっていきますよ」と言っていたのだが、その言葉を痛感した。
石がデカすぎて5トンのユンボ だったら無理だったかも?と、何度思ったかわからない。
ただ、その時は、その時で、ブレーカーで岩を砕いてしまえばいいと言ってしまえば、そうなのだが、、、。

山側を削り、道幅を広げ、なんとか、二本の道を作り上げた。
いや〜、とにかく、岩・石が大変だったが、この場所が、最後の難関なので、ここを突破したら、あとは、残り100mほど、緩やかで、それなりに幅のある道を進むだけである。

毎回、「落ちたら、、、死なないかもしれないけど、とんでもないことになるなぁ」と思いながら作業をしてきた。
いつも頭の中には、中森明菜のDESIRE(ディザイア)が流れていた。

♪「まっさかさーまーにー、落ちて、DESIRE、、、、」♪「炎のよーうーに、燃えて、DESIRE、、、、」

幸いにも、落ちることも、燃えることもなく、無事に難所を突破できた。
あとは、残り100mを進んで、下がりながら、道を整えていくのだが、これまた、下がるのも怖いのである。

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