でかユンボ 買った

山にきた四年前、山で暮らすには欠かすことのできないユンボ (バックホー、油圧ショベル)
来たばかりの頃は、マンションを売却したお金があったとはいえ、正直なところ、金銭的余裕はなかった。
しかし、ユンボは必須アイテム。
ユンボ にかけられる予算として見積もったのは100万円だった。

100万円で買えるのは、2トンクラス。
どうやら、中古相場は、1トン当たり50万円とのこと。
2トンで100万円、3トンで150万円、4トンで200万円という感じだった。

ってことで、程度の良さそうな2トン。
現在のクボちゃん(クボタRX-202)を手に入れた。

当初は、山もユンボも初めてで、クボちゃんのパワーに驚いていた。
人力とはまったく違うパワー、何人分、いや何十人分の仕事をしてくれることに満足していた。

しかし、ガレージ建築が一旦終わり、本宅予定地の整地を進める中で、クボちゃんのパワーではなかなか作業が進まない現実を感じていた。
今までも、木の根っこを引き抜く抜根(ばっこん)は、何度もやってきたのだが、今回は、傾斜がきつめで、さらに、太い木の根が多い。
そのため、一つの根を抜根するのに、かなり時間がかかるし、無理なこともある。

抜根するには、根の周りを掘り下げて、太い根を一本一本切っていく。
しかし、ユンボで回り込めなかったり、ユンボ の腕が届かず、土が掘れなかったりして、思うように進まないことが多くなってきた。
その度に「でかユンボ 欲しいなぁ、、、」と思うようになっていたのだ。

そこで、とうとう買うことにした。
クボちゃんを買った時と同じようにヤフオクで検索してみる。
4トン、5トン、7トン、13トンと出てくるが、僕が欲しい「配管付き」というのはあまりない。

その中で、5トンと7トンの二つに目をつけた。
どちらも、同じYahooアカウント、現車の置き場所をみると茨城県だった。
奥さんの家から、車で1時間ちょいの場所である。
ってことで、千葉に行った時に、足を伸ばしてユンボの現車確認に行ってみた。

そこには、数十台のユンボが所狭しと並べられている。
お目当ての5トンと7トンのユンボ を確認し、実際に動かしてみる。
動きは、とってもスムーズだ。

5トンと7トン、どちらにしようかと迷った末にでかい7トンを買うことにした。
7トンのユンボ を輸送するのに使われるのは、10トン以上のトラックなので、当然だが山には入れない。
麓の広い駐車場で、降ろしてもらい、そこから自走していく。

7トンのユンボ の車幅は、2320mm
山道は、2500mmで作られているが、山側には、土が流れ落ちているし、谷側は、その名の通り谷である。
ただでさえ、180mmしか余裕がないのに、その余裕は土に埋もれており、そのままでは山道を通ることができない。

ってことで、山を削りながら上がっていく。
ガンガン斜面を削って土を退けながら1.5kmの山を上がった。

7トンの重さに、どの程度道路が耐えられるのかわからず怖い思いをしながら上がっていったのだが、後から見ると、町道は大丈夫だったが、私道のアスファルトが割れていた。
やはり、かなり厳しいのだろう。

到着翌日、早速作業をしてみる。
今まで、狭くて不便だった50mほどの道を拡張する。
狭さの原因の一つが、やはり木の根っこ。
クボちゃんでは、抜根できなかったものに7トンで挑む。

すると、、、

スルッと一発だった

おいおい、まったくパワーが違う。
そこから、ガンガン道を削って、いくつかある木の根も

バッコンバッコンと抜根(ばっこん)していけた。( ̄▽ ̄;)

クボちゃんでは、抜根も容易ではなかったし、道を作っていくのに何日も要したものが、なんと半日で終わってしまった。

ここでサイズを比較してみる。

名称RX-202SK70SR-1ES倍率
重さ2トン7トン3.5倍
横幅140023201.7倍
長さ366557801.6倍
すくえる土の量0.050.285.6倍
燃料タンク容量27L85L3.2倍
最大掘削能力18.9kN52.9kN2.8倍
エンジン出力13.6kW40.5kW3倍
車に例えると軽トラ中型ダンプ

ざっと見ると、大体、重さの倍率に等しい。
能力的には、およそ3倍というところ。
そして、お値段も3倍だったことを思うと、しっかり比例していることが分かる。

しかし、実際に作業をしてみて感じたのは、圧倒的に効率が良いこと。
効率で言えば、10倍とか20倍の速さで作業が進んだ。

これから、本格的に開拓と整地作業が待ち構えているし、頂上へ続く道、約600mの整備もしたい。
おっしゃ!ガンガンやるよ。

ちなみに、今回買った買った、でかユンボSK70SR-1ESの愛称は「セブン」にした。
?、セブンと言えば、ヤギがいたんじゃ・・・?
と、思うだろうけど、ヤギのセブンは里子に出ました、、、(T . T)
ノーマンも里子に出て、残っているのはセントだけ。

なので、ヤギのセブンの思い出とともに、7トンってことで「セブン」に決定。

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