薪棚の屋根をガルバに替えた

ガルバとは、ガルバリウム剛板のこと。

今まで、薪棚に被せる屋根は、ブルーシートやタープを使っていたのだが、どうしても、めくれたり、破れたりする。
薪棚というのは、屋根だけがあり、横は何も覆わない。
当初は、とりあえず、上からビチャビチャと雨がかからなければいいのだろうという思いから、屋根を重視して考えなかった。
そのため、ブルーシートを適当に切って被せたり、破れて使えなくなったタープを被せたりしていた。

あれから一年が経った。
結果、初期の薪の状態も悪かったが、やはり、シートはめくれることも多く、雨の日は特に風も強く、シートがめくれ、結局、雨に濡れてしまうことも多いように思えた。
さらに、上に重りとしてのせた木の棒などから出た枝や、丸太の端材のささくれなどが、シートを傷つけ、風に煽られた際などに、シートを切ったり、穴を開けたりしてしまっていた。
結局、ブルーシートなどは、安く済むが、薪は雨にぬれ、シートは取り替えなければならないというようなことになってしまった。

そこで、お金はかかるが、ハードな屋根にすることにした。
ポリカ(ポリカーボネート)かトタン(昔からある鉄の波板)かガルバ(ガルバリウム剛板)か?

値段は、トタン < ポリカ < ガルバ である。

今回、ガルバを選んだ理由は耐久性だ。
ガルバリウム剛板は、近年、家の屋根や外壁に使用されていて、耐久性は非常に高いとされている。
とはいえ、何十年も前のトタンでも、いまだに現役のものはたくさんあるし、ポリカも僕がこの地にいる間は朽ちることはないだろう。

それでも、ガルバを選んだ。

この先、どのくらいの年月、この板を使うかはわからない。
誰も、使わなくなる日が来るかもしれない。
もしかしたら、誰か、まだ見ぬ僕の知らない誰かが、ここに来て使うかもしれない。
僕が、二十年以上前に開拓されたこの山にいるように、二十年以上ただ立ち続けた小屋に毎日住んでいるように。

だから、ほんの少しの金額の差なら、高い耐久性のものを選ぶことにしたのだ。

僕は、常々思っていることがある。
もっと、若者が山に入って開拓してほしいと。
僕など、若い方だが、それでも、もう五十近い。

二十代の若者だったら、僕の何倍も作業ができるし、仲間を集めることも用意だろうし、発想も豊かだろう。
ただ、僕が若い頃そうだったように、最も持っていなもの、それは、

資金である

資金さえ工面できれば、あとは、ほとんど持っている。
ノウハウも、経験もないが、それは、僕だってなかった。
無茶をして怪我をすることもあるかもしれないが、それも、僕だって同じだった。
死ななきゃ何とかなるものだ。

そこで、僕は、何かを選択する時、安物ではなく、少しでも、できる限りの範囲で、良いものを選びたいと思っている。
もちろん、『今』のことも重要視して。
『先』に何があるかわからないし、僕自身が、それを目にすることもないかもしれないが、それでも、今も、これからも、使えるものを選びたい。

今回のガルバ波板。
偉そうにいうほどのものではないが、そんな観点から選んでみた。
数十年後、捨て置かれているかもしれないが、それは、それで良いのである。

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