巨大化するナスとウニ丼と新たな芽生え

今年の、たった4坪の畑は、とりあえず成功と言っていい。
とはいえ、ケール・カラシナ・ルッコラ・ほうれん草は虫に食べられて全滅したし、ジャガイモも、なんとか収穫はできたが、最後には葉っぱは全て食べられていた。
とうもろこしが収穫できたのは、たった1本。

あとはモグラにやられ枯れてしまったり、枝豆はヤギに食べられたり、散々なことがあったが、それでも、トマトは旺盛になり、その下に生えているバジルも元気に育っている。
ナスは最近、どんどん出来て、どんどん巨大化する。
里芋も採れそうだし、まあ、良しとしたい。

近頃、まったく雨が降らず、獣のエサとなるものが山に無くなってきたのか、ハクビシンやイノシシが、近くまで来ているようで、FAN(犬)が、夜中によく吠えている。
ここに来て、FANが番犬として役立ってきた。
烏骨鶏は、食っちまいやがったが、野菜は獣から守ってもらいたいところである。

ウニ丼 999円

羽田市場で買った海鮮、先日、サンマを食べたが、今回は、ウニ丼。
ウニは、たぶんムラサキウニで、価格は100g 999円。
たっぷりとウニの乗ったウニ丼が1000円で出来るのだから、これはお得である。

冷凍サンマは、ちょいイマイチであったが、ウニ丼は?
1000円と考えれば、これはこれで満足できるレベルだった。
ちゃんと、ウニの味がする。

ただ、もちろん、やっぱり、それなりの寿司屋で食べるウニの方がうまい。
ムラサキウニよりも、バフンウニの方が、味が濃くて、やっぱりいいかなぁ。

でも、まあ、寿司屋で食べたら同じ価格で、ウニの量は10分の1だろうから、ガッツリ、お得にウニ丼を掻き込みたいと思ったら、これはアリだ。

秋の味覚のための新たな芽生え

まだまだ日差しが痛い。
というか、逆に、お盆を過ぎて日差しの痛さが増したように思える。

そのため、最近では、毎日、タネを撒いた畑に水を撒いている。
水を撒く量というのは、かなりの量を撒かないと、まったく、土に染みない。

土の上に刈った草を掛けているのだが、草に当たってそこで多くの水分が止まってしまう。
草から下に落ちてもらうためには、かなりの量を撒く必要がある。

その甲斐あってか、徐々に、目を出し始めてきた。
いや、水撒きの成果というよりも、日差しは強いが、気温自体が少し下がったことが発芽のタイミングとなったのだろうけど。

そう思うと、まさにタネは生きていると実感する。
タネが水を含んで膨れて、単に芽が出るというように単純なものではなく、細かい温度を感じ、光を感じ、そして水を感じて「今だ!」と思える時に芽を出している。

タネを撒く時に、一粒づつではなく、一ヶ所に数粒撒く。
これは、他の仲間と発芽のタイミングを確認しあっているらしい。
一粒だけだと「本当に今でいいのか?」とタイミングを逃す傾向にあるが、他に二、三粒仲間がいると「今でいいんだな」と、確認が出来、発芽しやすいらしいのだ。

すごい!

人間は自分たちが、地球上、最も優れていると思っている。
人間は、まさに地球の支配者で、他の生物は、すべて人間によってコントロールできると考えている。

しかし、ほとんどは未知なのではないかと思える。
こんな、植物のタネ一つでも、周りを観察し、感じ、考えて芽を出してくる。

「言葉は人間だけが持つ」と、人は言う。
ある意味間違ってはいない。
確かに「言葉」と言う、人間が定義したものは、人間のものだから、他の生物には当てはまらない。

言葉というものが、この世において高度なコミュニケーション手段だと考えているが、僕は、そうは思えない。
言葉など、所詮、空気の振動を利用しなければ成り立たない、貧弱な手段である。

もしかして、タネの方がすごい情報伝達手段を持っているかもしれない?
なんて、考えてしまう。

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