CHAR(チビヤギ)が行方不明になって、今日で4日。
結局、見つからなかった。
残念ながら、今日で、捜索は打切りにしようと思う。
「CHAR行方不明」の記事の後に、「初、スシロー」なんて記事を出しているのを読んだ人たちは、僕が、CHARの捜索をしていない冷たい人間だと思った人が多いかも知れない。
それは良いとしても、読んだ人たちが「こんな飼い主じゃ、CHARが可哀想」と、悲しい気持ちになってしまうのは忍びない。
と、うちの奥さんから指摘されたので、一応、捜索のことを伝えておこうと思う。
3日(日)
午後、CHARがいないことに気がついた。
この日は、雨だったが、午後に止んだ際、みんな小屋から出て出掛けて行った。
僕が、外に出ると、下から上がってきたので、きっと、三人で下に行って、CHARだけが逸れてしまったと思い、すぐに捜索開始。
まずは、下に向かった。
OPERAも迷ったことのある炭焼き小屋方面へ向かう。(水色ルート)
FANが匂いを辿ってくれるものだと信じ、後について行く。
炭焼き小屋周辺には居らず、FANがどんどん奥へ進むので、着いていく。
もうこれ以上進めないと言うところに来て、FANが斜面を降り始めたので、途中まで着いて行ったが、これ以上は進めないと言うところで引き返した。
その後、もう少し降りて、別の分かれ道を入って行った。(黄緑ルート)
ここでも、FANに着いて、どんどん奥へ進んでいき、突き当たりまで行った。
そこから、さらに山を入ったが、いくらなんでも可能性が低いと考えて引き返した。
翌4日(月)
早朝から捜索開始。
もう一度、下へ降りながら探し、再度、炭焼き小屋方面と、別の分かれ道方面を捜索。
FANもOPERAも、何も話してくれないので、どう言う状況で、何があって、どこで逸れたのか?など、まったく分からない。
とにかく、状況、出来事、場所を想像した。
僕の仮説は、三人で下に降りて行ったが、
1.下に降りていく際に見失い、OPERAとFANは脇道を入ったが、CHARは気がつかずにどんどん下に降りて行ってしまった。
2.上に上がって戻ってくるときに、見失い、CHARが脇道に入って行ってしまった。
このどちらかであろうと考えた。
1.の場合は、とりあえず砂防ダムまではいくが、それ以上は下に降りないで引き返し、戻る途中で道を間違えて脇道に入ってしまったのだろうと予想した。
2.の場合は、道を間違えて脇道をどんどん進んでしまうだろうと予想した。
そのため、どちらにしても、脇道を重点的に探す方法をとった。
道から外れて、山に入ってしまうと言うことは考えにくいとも思った。
この日は、午後から知り合いが来たので、一緒に山に登った。(赤ルートと青ルート)
この間にも、CHARの姿はなかった。
これで、下も上も探したことになるが、結局、手がかりさえ見つけられなかった。
5日(火)
早朝から捜索開始。
僕が予想したことに従って、もう一度、水色ルートを捜索。
この線が、最も可能性が高いと考えていたのだ。
さらに、山道にも、どんどん入ってみた。
もちろん、当てずっぽうでは当たらないので、そこはFAN任せ。
とにかくFANに着いていく。
昼過ぎまで捜索して、結果、成果なしだった。
このまま、根詰めていても、いい発想も出ないし、どんよりしてしまうので、出かけることにした。
出かけることの、そのほかのメリットとして、途中で、人に出会った時に、ヤギが行方不明になっていることを話せば、何かしらの情報が得られるかもしれないとも思ったのだ。
で、この時のことが「初、スシロー」の記事というわけ。
もしかして、僕が帰ってきた時には、何事もなかったかのようにCHARが居るのではないかという淡い期待もしたが、それは叶わなかった。
6日(水)
CHARが、戻ってくる時に道を間違えたという仮説から、どんどん下へ行ってしまった可能性に切り替えて捜索することにした。
そこで、砂防ダムよりも下へ行き、部落入り口付近(黄色ルート+オレンジルート途中まで)まで捜索範囲を広げることにした。
部落の中に入ってウロチョロしていれば、必ず人に見つかって「ありゃ?ヤギだ」となるので、きっと、僕に連絡をくれるはずだと考えたので、部落内に入ったとしても、排水溝などの狭い場所に身を隠しているのではないかと考えたのだ。
FANとOPERAも一緒に行き、FANの鼻とOPERAの同種であることを利用して、なんとかCHARを探そうと考えたのだが、下まで下がったところで、FANがリードを付けさせてくれない。
FANのリードなしで、住宅街に入るわけにはいかないので、あまり奥まで入らずに、手前の民家までとして引き返した。
引き返している時に、FANが動物の骨を見つけてかじりついていたのだ。
そこから、FANのあとを着いて行き、山に入った。(紫ルート)
奥まで進んでいき、これ以上進めないところまできた時、FANが斜面を降りて行き、結局、何も見つからず戻ってきた。
午後に、家の周辺にいて、何かトラブルが発生しているかもしれないと考え、敷地周辺を徹底的に捜索してみた。
が、なんの痕跡も見つけられなかった。
道を歩く時、CHARのフンが落ちていないか?土の場所に足跡が残っていないかと気にして見ているのだが、何も見つからないのだ。
7日(木)
もう、今日で最後にすると決め、早朝から出発した。
今日の予想は、昨日よりもはるか先に降りて行ってしまい、かなり遠くまで行ってしまっている可能性を考えた。
以前、僕が東京へ行っている時に、OPERAとFANが猪の罠にかかってしまったことがあった。
どの場所なのか?ということは聞いていなかったのだが、今日、猪の罠にCHARがかかっている可能性がないか聞いてみた時に、OPERAとFANが想像以上に遠くまで行っていたことがわかったため、CHARの捜索範囲を拡大することにしたのだ。
ちなみに、猪の罠は、毎日、確認しに行っており、CHARはこの期間に罠にはかかっていない。
で、OPERAとFANが罠にかかった方面へ行った。(オレンジルート)
どんどん進み、CHARが隠れていそうな小屋や倉庫も見て回ったが、どこにも見当たらず、かなり遠くまで行ったが成果はなかった。
午後、また別の可能性を考えてみた。
「子供は上へ上へと行く」というスーパーボランティアの尾畠さんが行っていたのを思い出し、三人で下へ行って逸れた仮説を止め、その前に、上に行った時に逸れた可能性を考えた。
そして、CHARはOPERAとFANを追い、上へ上へと上がって行ったと仮定し、上に上がって探すことにした。(ピンクルート)
4日の日にも、山を一周しているので、可能性は低いかもしれないが、もう一度よく探してみることにした。
まずは、いつも行く道を登って頂上に到着。
頂上には、小屋があるので、寝ぐらにするのにちょうどいい。
最後の望みとして、ここに居てくれ!と念じたが居なかった。
フンも落ちていなかったので、ここにきた可能性は無い。
戻るときは、川沿いに降りて戻ってきたが、まったく形跡を発見できなかった。
これで、僕が考えられる可能性は、すべて当たってみた。
しかし、FANがかじりついていた、動物の骨と色が同じだが、野ウサギだと思われる毛しか、手掛かりらしいものは見つけられなかった。
残念だが、これで、捜索は終わりにしようと思う。
ただし、どこかで生きていて、帰れなくなっていることも考えて、いろんなところをウロチョロするのは、今後も続けていく。