NHK Eテレの番組「考えるカラス」を、いつも録画をして見ている。
この番組で行われる実験に、いつも驚く。
さらに、実験をして、その結果までは放送しているが、理由については、途中で終わってしまう。
なので、わからないままだが、その間、「どうしてだろうか?」と考える。
どうしても気になって仕方がないことは、ググれば大体なんとかなる。
テレビ番組というのは、続きを見てもらうために途中で終わるというのはあったが、考えさせるために途中で終わるというのはなかったと思う。そして、次の回でも、その答えを一切やらない。
こうした番組の作りが、逆にすごい。
次回にやるのであれば、考えずに、ただ翌週まで待てばいい。
テレビアニメや、週刊漫画などと同じことだ。単に受け身で、その時が来るのを待つだけ。
そんな時代から、自分たちで考えたり、探したりする時代に突入しているのかと思う。
勉強というのは、どうしても受け身になりがち。
答えを自分で探したり、考えたりしている風になっているが、実際には、質問と答えを覚えて、質問にあった答えを記憶の中から引っ張って来て、答案用紙に書くだけ。
あまりにもつまらん。
勉強というのは、好奇心から始まった方がいいに決まっている。
勉強すると、どんないいことが起こるんだろう。とワクワクして勉強したいじゃない。
それをこの「考えるカラス」では、導き出していると思える。
ただ、理科が好きな人に限られるのかもしれないけど。
僕は、毎週、この10分に若干ワクワクしているのだ。
この世界の不思議が知りたいと思う。
この世界は、自分が思っている以上に不思議なことがたくさん起こっている。
遠い、実験室の中だけじゃなくて、すぐそこで、たくさんのことが起こっているんだ。
ただ、なんとなく過ごしていて、気に留めていないだけ。
今日、見た考えるカラスでは、コーヒーをドリップで入れている時に、コーヒーの水滴が、水面に落ちた時に、丸い水滴のまま少しの時間転がっているという現象についてやっていた。
確かに、コーヒーの水滴は、コロコロとしている。
それを、アップで、スーパースローカメラで撮影した映像を放送していた。
「スゴイ!」
こんなになっているのかぁ!とびっくり。
身近な中に、不思議がたくさんある。
そんな、何気ないことに興味を抱かせてくれる番組だ。
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