夜の六本木

夜の六本木を歩く・・・

「レディースバーいかがですか~」

最近では、ボーイズバーならぬ
レディースバーというのがあるのか?
知らなかった。

女性に声を掛けられるので、そんなに悪い気はしないが、
キャバクラの呼び込みのおっちゃんに声を掛けられることは屈辱だ。

なぜなら
「間に合ってないように見られている」
と、感じるからだ。

なので、キャバクラの前を通るときは、
なるべく、堂々と、いかにも。

「俺は、間に合ってるぜ」
と、言わんばかりのオーラーむんむんで通り過ぎるようにしている。

そして、声が掛からなかった時は
心の中で「おっしゃー!」と、思っている。
ささやかな勝ち気分を味わっているのだ。

逆に、声を掛けられてしまったときは、
心の中で「良く見て声かけろよ」と、
負け惜しみを言っている。

そんなことを考えて歩いているヤツも珍しいと思うけど、
外には出さないが、以外と小さな事にこだわっているのだ。

まあ、ギャバクラの呼び込みも
なにも考えないで声を掛けているかもしれないけど・・・

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