アルミ板と断熱材の威力

今僕が住んでいる小屋の大きさは、およそ9畳。

その中にトイレがあるので、実質の使用スペースは、8畳である。

その中に、ダブルベッドと180x80cmのダイニングテーブルをデスクトして使用している。

この二つだけで、部屋の中はパツパツである。

さらに、デスクチェアーは、これまたデカいアーロンチェアー。

そして、キッチン用品もその中に収まっている。

なので、以前、せっかく、薪ストーブをもらったのだが、設置するスペースは到底なく、石油ストーブにしているわけなのだが、この石油ストーブさえも、なかなか、余裕のあるスペースを取ることは出来ていないのだ。

石油ストーブの説明書を見ると、背面20cm、左右50cmずつ、前面100cm空けるように書いてあるが、そんな勿体無いスペースは取れない。

そこで、「どうかなぁ〜」と思いながら、導入したのが、「アルミ板」という存在。

どうやら、熱の反射率が凄いらしいのだ。

アルミといえば、アルミ箔が身近にあるので、そんな大層なものだとは誰も思わないだろう。

僕も、「アルミで大丈夫か?」と思いつつも、ホームセンターで厚めのアルミ板を買ってきて実験してみた。

ストーブを、棚いっぱいにくっつけて、その間にアルミ板を設置。

一応、念のため、余った断熱材も仕込んでみた。

最初は、結構、ストーブを離していたのだが、アルミ板がまったく熱くならないので、徐々に、近づけていったのだが、結局、ほとんどぴったりくっつくところまで来てしまった。

こんなにくっつけては、流石にまずいだろうと思うのだが、実際には、熱は、ほとんど伝わらない。

手で触っても、ほんのり暖かいかな?程度なのである。

「うっそー、そんなはずはないだろ!」と、思われると思うのだが、事実なので仕方がないのだ。

それで、思い出したことがある。

人工衛星だ。

人工衛星の写真を見ると、いつも思っていたのだが、なんだかペラペラのアルミ箔みたいなものが、くっついているなぁと思っていたのだが、あれ、本当に、アルミ箔らしい。

以前は、「アルミ箔なんかで、太陽の凄まじい光と熱を防げるわけなどない」と思っていたのだが、やっぱりアルミ箔だった。

もちろん、アルミだけではなく、いろんな素材をくっつけているらしいけど、基本は、アルミ箔なのだ。

アルミといえば、アルミ箔とともに思い浮かぶのは、アルミ鍋やアルミのフライパン。

軽くて使い勝手がいいということで、戦後?非常に普及したようだけど、アルミは、柔らかいので、どんどん削れてお腹の中へ・・・

嘘か誠か、体内に入ったアルミは、アルツハイマーの原因になるとか、ならないとか。

片や鉄は、体内でヘモグロビンを生成して、酸素の供給を行うので、鉄はいいらしいけど、鍋やフライパンは、かなり重くなる。

うちにも、一つ南部鉄器のフライパンと急須があるけど、めっちゃ重い。

で、結局、ステンレスの鍋・フライパンがメインなのだけど、今まで、あまり金属それぞれの特性というものを知らなかった。

もちろん、鉄は磁石がくっつくとか、アルミは軽いとか、ステンレスは錆びないとか、そんな程度は知ってはいたが、アルミの驚異的な、光や熱の反射性能は知らなかったのだ。

そう思うと、またまた思い出しちゃうのが、ミスターマリック。

高等な化学を駆使して、マジックを、不思議な現象に見せていたことは、今考えても本当にすごかった。

このブログで、よく僕が「知っているのと、知らないのとでは大違い」と書いているが、本当に、素材の力っていうものも、知っているのと知らないのとでは大違いだと実感した。

まだまだ、いろんなものが、いろんな力を持っていることを知らない。

どんどん知って、どんどん活用できるようになると、楽しいだろうなぁ。


via Mark な 人生



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