本格的な夏が来た。
夏といえば、花火?海水浴?真夏のアバンチュール?
ん〜、どれもないなぁ。
僕にとっての夏は、夏野菜!会社の決算!アブとの戦い!と、こんな感じだ。
その中でも、本格的に始まったのが、アブ叩きである。
アブは、飛ぶ速度がめちゃめちゃ早い。
普通のハエも、なかなか早いが、アブの場合は、早すぎていたるところにぶつかっているほど。
一般的には、体長1.5cm程度の黒いアブなのだが、ここには、体長2.5cm以上の金のアブがいる。
こいつらは、僕の予想によると、スズメバチの擬態に進化したものではないかと思われる。
一瞬「スズメバチか!?」と、思うけど、飛び方が直線的なのと、人の体に止まるところがスズメバチとは違う。
ちなみに、スズメバチは、あまり早く飛ばず、旋回しながら相手の様子を見て、刺す時以外には、人の体に止まることはないのだ。
アブは、飛んでいるときにたたき落とすことは非常に難しい。
気が付いた時には、すでに通り過ぎていて、まったく、動体視力が追いつかない。
叩きどころは、どこかに止まっている時なのだが、人の体やOPERA(ヤギ)に止まっている時は、アブの意識が噛む方へ行っているので、叩き落としやすい。
OPERAに止まっている時に、OPERAごとアブを叩くのだが、最初は、OPERA自身が叩かれたと思ってビビっていたのだが、最近では、僕がアブ退治をしていることに気がついて、あまりビビらなくなってきた。
それでも叩かれると、多少は痛いらしく、ハエたたきを持つと逃げていくけど。
叩き落とす時のコツもあって、上から下に向かって、まさに叩き落とすようにするとヒット率が高い。
なぜなら、アブは飛ぼうとするのに、たぶん一瞬上に上がろうとするのではないかと思われるのだ。
そのため、上から下に向かって叩き落とすことで、逃げ遅れさせることができるのではないかと考えている。
平面に止まっている時は、アブの上部+前方から振り下ろす。
これも、飛ぶ瞬間は、必ず前方に動くだろうと予測してのことだ。
たぶん、止まっている状態からバックに進むことはできないはずなのである。
この山に来て、3シーズン目の夏。
アブ叩きも、かなり上達してきた。
奴らを全滅させることはできないだろうが「あそこに行くと、確実に叩かれるからやめとこ」とでも、アブたちが思ってくれて、攻めてこなくなることを願っている。