薪ストーブ設置完了!

2年前、この山に来てすぐに薪ストーブをもらった。
7.5畳の小屋では、薪ストーブは危険じゃないか?と、思って、ずっと使わずににいた。
しかし、その考えが変わる出来事があった。

小屋暮らしの若者たち

最近、僕のように山に住む人、古民家を改装して田舎に移住する人、農業をやり始める人々、そして、安い土地を少し買い小屋を作り生活する若者。
そんな人々が増えている。

ある時、小屋暮らしの若者たちのYou tubeを見ていた。
彼らは、BLOGやYou tubeなどの広告収入で、現金を得ていることが多いため動画も豊富にある。
UPしているのは、単に自分が生活をしている様子だ。
なんの変哲も、ひねりもないが、ごく一般的な人たちにとってみれば、彼らの生活そのものが不思議なエンターテイメント動画になっている。

ある時、僕が見た若者は、4畳の小屋を建て、そこに生活しているのだが、そんな狭さの小屋の中で薪ストーブを使っていたのだ。
小さな座卓のすぐ横に、薪ストーブが置かれていた。
座卓まで、20cmあるかどうか?と言うレベルだった。

「あれで、火事にならないのか?」


と、不思議だったが、火事にはなっていないのだろう。
4畳で大丈夫なら、うちでも大丈夫なのではないか?と、思い始めていた。

薪ストーブを使うことにした

今年の冬で、3回目を迎えるが、今までは、ホットカーペットに石油ストーブだった。もちろんこれで、十分に暖をとれる。
来た年の冬、七輪で魚や野菜を焼き、その七輪を室内に入れて暖を取ろうとしたのだが、そのまま寝ていたら

一酸化炭素中毒になりかけた

昔の家は、囲炉裏や火鉢など家の中で火を使っていたから大丈夫だと思ったのだが、この小屋ではダメだった。
それまで知らなかったのだが、一酸化炭素は空気よりも軽く上に上がると言うこと。
僕は、二酸化炭素が空気よりも重く下に沈むわけだから、ドアの隙間から二酸化炭素は排出され大丈夫だと思っていたのだが、一酸化炭素なるものが上からどんどんたまってきて、室内に充満してしまった。

その後、一酸化炭素警報機を取り付けて、一酸化炭素濃度を測ってみると、七輪を室内に入れて30分もすると警戒レベルに達した。
あっという間に、一酸化炭素が天井に溜まっていくようだった。

それはさておき薪ストーブを設置した。
今の小屋は、一応借り物なので、壁に大きく穴を開けるのにためらいがあったが、せっかくの山小屋。
僕が使わなくなった後も、薪ストーブがある方が雰囲気がいいと判断し、思い切って壁に穴を開けることにした。

で、完成!

流通している薪ストーブの中でも、最も小さいものだが、7.5畳なら多分十分に暖かいだろう。
これで、電気代と灯油代が浮くが、次の問題がある。

実は、乾いた薪が足りない

薪置き場にしている場所は、雨水の流れる場所に近く、結構湿気が多い。
さらに、風が抜けるような場所ではなく、薪の乾燥が進まないことがわかったのだ。
冬は、否が応でも湿度が下がるので、それなりに薪も乾燥するが、風呂と薪ストーブの両方で使うとなると、多くの薪、それもカラカラに乾いた薪を作らなければならない。

ってことで、次の課題は、薪置き場の新設。
山暮らしは、意外にも、やることがいっぱいなのである。

横にアルミ板と断熱材を置いてみたが・・・まあ大丈夫でしょう
壁に思いきって穴を開けて、煙突を通した
そびえ立つ煙突。やはり山小屋には煙突が似合う
火を入れてみた。やっぱり火はいいぞ!

P.S
・土地は、不動産屋さんとの共同所有で、今住んでいる小屋は不動産屋さんの所有物。
・薪ストーブの設置は、僕が壁に穴をあけることに躊躇していたが、不動産屋さんからは「付ければいい」と言われていた。

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