巨木、枯れ松の伐採

一昔前は、山は一面の松だったと聞いた。
そして、松茸も取り放題!
焼肉のように焼いて食べていらしい・・・

そんな松も、もうチラホラとしか残っていない。
さらに、そのチラホラな松も、僕がこの山に来てからも、何本も枯れた。
そんな枯れてしまった松は、伐採しなければならないのだが、これが、なかなか大変なのだ。

しばらく前も、倒れたら電線にかかってしまう巨木枯れ松を、四国電力の方々に、電線を降ろしてもらい、伐採もしてもらった。
しかし、それだけでは終わらない。

梅雨時期の長雨によって、これまた、巨木枯れ松が倒れた。
幸い、どこにもぶつかることがなかったのでよかったが、違う方向に倒れていたら建物がぺっしゃんこになってしまうところだった。

そして昨日、今度は自分で巨木枯れ松に挑んだ。
倒すべき枯れ松は2本なのだが、このうち1本が、めちゃくちゃ太くて高くて、さらに、ちょっと間違った方向に倒れたら、カレヤン(Porsche911)が停まっている車庫を潰してしまう。

なので、まずは、カレヤンを避難させて、ジャガくん(林内作業車)のウインチで木を倒したい方向へ引っ張りながら伐採に挑んだ。

松を倒す前に、邪魔になっている、ヒノキたちを倒し、枯れ松1本を倒し、いよいよ、問題の巨木へチャレンジする。
まずは、木のロープを掛け、それをウインチにつないで引っ張っておく。
そうしておかないと、あらぬ方向へ倒れてしまった時には、もうどうしようもなくなってしまう。

そして、チェーンソーを入れていくのだが、チェーンソーの刃が届かない。
チェーンソーの刃のついたバーは40cmあるが、木の太さはそれを遥かに超えている。
なので、片方を切ってから、反対側を切っていく。

上を見上げると、正直言って、どこに重心がかかっているのかわからない。
以外にも、綺麗に立っているのだ。
まあ、そのほうが、意図した方向に倒すことが可能なのだが、、、それは、重心を見極めることが出来ていればの話だ。

さて、片方を切って、反対側を切って、と交互にやっていくので、非常にバランスが悪く切られていくため、思わぬ方向へ倒れこむ可能性があり、ビクビクしながら切り込みを入れていった。
すると、

バキッ!


という大きな音とともに巨木枯れ松は倒れていく。
方向は、思った方向へ行ってくれている。
それを確認したのち、僕は、

逃げる!

山の斜面を登り、木から極力離れる。
なんせ、どこでどんな風に引っかかって飛んでくるかわからない。
こんな太いのが飛んできて当たった日にゃ〜、マジやばいんで。

ドッシャーン!

という音とともに、巨木枯れ松は倒れた。
倒れた場所を確認しにいくと「ふ〜」完璧とは言えないが、悪くはない場所だった。

巨木枯れ松2本とヒノキ3本を切った後の見晴らしは、とっても良くなった。

木は、切り過ぎても問題だけど、ある程度は切ってあげた方が残った木が大きくなれるし、光や風も入る。
それより、何より、やっぱ、見晴らしがいいのがいいわ。

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